花葬儀を選んだ理由
スタッフのリアクションの速さとオンリーワンの葬儀に惹かれました。
三上社長が友人で、花葬儀ならオンリーワンな唯一無二の葬儀にしてくれると思っていたので安心してお任せしました。喪主側になるのは初めてで、どんな葬儀にしたら良いのかわかりませんでしたが、デザイナーさんがとても丁寧に母のことを聞いてくださり、こちらの思いをしっかり汲み取って、想像以上の空間を作り上げてくださいました。
スタッフの指示の的確さとリアクションの速さも素晴らしかったです。看取りの期間があったので葬儀の準備は冷静に行うことができましたが、初めての葬儀はとにかくわからないことだらけでした。そんな僕にスタッフの方が寄り添い、次に何をどうすれば良いのか的確な指示を出してくださったので、次々に発生する手続を迷うことなく進めることができました。連絡のタイミングもこちらの都合にうまく合わせてくださったのでストレスがなく、おかげで葬儀が大変だったという記憶はありません。
花葬儀を体験して良かったこと
母の色、母の好きなもの、母の音楽。式場は母の部屋のようでした。
母はとても明るい人だったので、暗い雰囲気では送りたくありませんでした。母のイメージはひまわりだとデザイナーさんにお伝えしたところ、10月末で季節的には入手困難だったのをなんとか仕入れていただき、とても華やかな空間を作ってくださいました。黄色とオレンジを基調にした本当に明るい式場で、当日会場に入ったときは「あ、きれい。すごく母っぽいな」と感じたのを覚えています。母は派手な色柄の服が好きで、僕たちの結婚式にも黄色のドレスを着てくるような人でしたから。
母が好きだった栗も、こちらからオーダーしていないのにヒアリングのときに僕が話したのをデザイナーさんが覚えていて飾ってくださいました。会場のBGMは母がカラオケで良く歌っていた高橋真梨子さんの曲。式場はまるで母の部屋のようでした。参加した親族も「すごく華やかで綺麗で、お母さんっぽいね」と言ってくれました。
お母様はどんな方でしたか?
誰とでも仲良くなれて面倒見が良い “大阪のおばちゃん”でした。

母はいわゆる“大阪のおばちゃん”でした。誰に対しても分け隔てなく接してとても面倒見が良く、バッグにはいつも飴ちゃんを忍ばせていて、会う人みんなにあげていました。家のことはすべて母が切り盛りしていて、家の中心にいつも母がいたからこそ家族が集まっていたのだと思います。僕の妻とも仲が良くて、3人目の子どもを出産した後には自分の母親ではなく、うちの母を家に呼んでいました。自分のことは自分でやり、いらない気を使わなくていいので一緒にいて居心地が良かったようです。
チューハイレモンが大好きで、豪快なエピソードがたくさんありました。

母はお酒好きで、特にチューハイレモンが大好きでした。大阪から上京したときに、酔って床で寝ている姿を孫に見られてしまったり、海外旅行に行ったときもチューハイレモンの缶をいっぱいスーツケースに入れて行って移動中に破裂してしまい、「やってもた!」と言いながら片付けたり、そんなお酒にまつわる豪快エピソードがたくさんある母でした。究極の”晴れ女”で、どしゃ降りのところへ母がやって来て「私が来たから、もう晴れるで」と言った途端、本当にパァッと晴れたということが何度もありました。
息子に惜しみない愛情を注ぎ、かっこよく生きることを教えてくれました。

幼い頃から勉強しろとはひとことも言われたことがありません。代わりに「かっこよく生きろ」「喧嘩には負けるな、ただし自分から手は出すな」と言われて育ちました。ですから、大人になった今でも、僕は仕事やプライベートで常に”美学”を大事にしています。今の僕があるのは、間違いなく母のおかげです。父も母も自分は大学を出ていないのに僕を大学まで出してくれました。いろいろな苦労がある中で、惜しみなく教育と環境を与えてくれたことにとても感謝していますし、僕が社会で活躍することが母への恩返しになると信じています。
こんなご葬儀でした


お式への要望
母らしく明るく華やかに送ってあげたい。
〇母のイメージを再現した明るい式場にしてほしい。
〇オンリーワンの母らしい空間を作ってほしい。
〇黄色やオレンジなど母らしい色でまとめてほしい。
実際のご葬儀
〇お母様に似合うお花はひまわりと伺ったので、ひまわりを使って明るく華やかな空間をデザインしました。
〇メモリアルはご家族作成の額を2つお飾りしました。
〇お母様が栗がお好きだったので本物の栗をご用意しました。
〇レモンサワーが大好きとお聞きしたので、湯かんのときの末期の水はレモンサワーで行いました。
葬儀を終えての感想はいかがですか?
葬儀は見送る側の満足感と納得感が大事。オンリーワンの葬儀なら「きちんとお見送りできて良かった」と思えます。
いま改めて写真を見返しても、「あぁ、きれいだなぁ」と思える葬儀でした。母らしい明るくて華やかな空間でしっかりとお見送りができ、お花は最後にすべて棺に入れることができて、僕は大満足の葬儀でした。きっと母もすごく喜んでくれたと思います。
母の葬儀は、僕がこれまでに参列したどの葬儀とも異なる素晴らしいものでした。その人だけのお葬式がしたい、オンリーワンの空間でお見送りしたいという方に花葬儀はおすすめです。「葬儀は必要だからやるけれど、別に簡単で地味なものでいい」という考えもあると思いますが、オンリーワンの葬儀はいつまでも家族の記憶に残りますし、お金を出す側の満足感も大きく、「きちんとした葬儀ができて良かった」という納得感があります。見送る側にとって、こうした満足感や納得感を得るのはとても重要なことではないでしょうか。
スタッフの方には最初から最後まで本当に丁寧に対応していただき、安心して葬儀を執り行うことができました。どうもありがとうございました。
エピソードとお写真、映像は、ご家族様のご許可をいただいて掲載しております。