天理教の葬儀

天理教に則ったご葬儀です。
地域によって異なる方式の場合もありますので、注意が必要です。

天理教の葬儀のご葬儀とは?

天理教の葬儀のご葬儀とは?

天理教は奈良県発祥の仏教とは異なる宗教で、新しい神道と位置付けられるため神式に近い葬儀が行われます。考え方としては似ていますが、神式の葬儀とも異なる点があるので、葬儀を執り行う際には注意が必要でしょう。
人間の体は仮の住まいとする基本的な思想がわかっていると、通夜や葬儀・告別式も理解しやすくなります。昭和20年までは神道の一部として存在していましたので神道と似通っていても、神社ではなく所属していた教会に相談しながら通夜も葬儀・告別式も進めることになります。
また、花葬儀への依頼でも天理教であることをあらかじめ伝えると、十分なサポートが受けられるでしょう。地域による相違点もありますので、細かい打ち合わせが必要です。天理教についても、花葬儀は実績がございますので、ご相談下さい。

天理教の葬儀のご葬儀の流れ

  1. 01.臨終

    天理教の葬儀の臨終

    天理教では臨終の際は、神式と同じだと思って構いません。ただし、臨終とは呼ばず「出直し」と呼びますので、この点には注意しておきましょう。
    末期の水は榊を使って取らせなくてはいけないと決まってはいませんし、病院で亡くなったのであれば看護師による清拭・エンゼルケアを受けてご自宅か安置施設へ搬送をします。清拭の時には待ち時間がありますので、その方が希望して天理教式での葬儀を行うのであれば、所属している協会の会長へ連絡をしましょう。
    本来なら亡くなるという言葉も使用せず、出直すと変えるのが一般的です。亡くなった日に関しても、命日ではなく出直し当日と言い換えるなどの配慮があると良いでしょう。ご遺族も天理教であれば、葬儀で使用する言葉は理解しやすいのではないでしょうか。

  2. 02.搬送・ご安置

    天理教の葬儀の搬送・ご安置

    病院で亡くなったのなら、葬儀社に依頼して寝台車で運ぶことになります。ご自宅まで搬送したら寝具の用意をしてご安置し、ご遺体の前にはお供えをします。
    御神酒と米、野菜、魚が一般的ですが、地域によって内容が異なるため会長に相談して決めるようにしてください。また、所属の教会によっては、おつとめをすることもあります。
    安置が出来たら、喪主と会長などが葬儀の日取りを相談しますが、遷霊祭・みたまうつしと告別式では、祭官や楽人を依頼することになるため人数を話し合うことになっています。楽人を依頼せずテープで流すケースもありますが、これも教会によって対応が異なっています。花葬儀は必要なものを用意するサポート致します。教会ではしきたりに関するサポートをしてくれると思って相違ありません。

  3. 03.通夜

    天理教の葬儀の通夜

    天理教では通夜のことを遷霊祭・みたまうつしといいます。祭壇のお供えや新霊様のお供えはご遺族が用意しますが、そのほかに必要なものは花葬儀に依頼ください。
    大まかな流れは、まず祭主と祭官が入場するところから始まります。副斎主が祓詞を奏上した後に霊璽と霊舎、玉串、そして祭主、参列者をお祓いします。
    祭主が遷霊祭詞奏上で御霊を返す時には消灯し、参列者が平伏することが決まりとなっています。お遷りになった霊舎に献饌をして安らかにお眠りくださいということで、祭主が玉串奉献と鎮霊祭詞奏上をします。
    祭主以外が参拝をした後に、喪主をはじめとしたご遺族や参列者の玉串奉献があります。神式とは異なり、天理教では四拍手・拝礼・四拍手をすることになっています。祭主・祭員が退場してから終了となりますが、十二下りのお歌でおつとめをする教会が多いので、ご遺族などで唱和します。

  4. 04.葬儀・告別式

    天理教の葬儀の葬儀・告別式

    葬儀は天理教では行われず、告別式として告別祭を執り行います。祭主と再刊が入場する時は頭を下げてお迎えし、副祭主によるしのび詞奏上で故人の経歴などを紹介します。
    祭主の玉串奉献と告別祭詞奏上がありますので、参列者は平伏しながら待つことになります。祭員による参拝が済んでから、喪主をはじめとしたご遺族や参列者による玉串奉献を四拍手・拝礼・四拍手で行いましょう。次に祭主と祭員が退場する時にお供えを下げる教会もあります。
    その後に出棺して火葬場に向かいますが、出棺で儀式を行うことはありません。ただし、地域による相違があるため教会と相談しておくと安心でしょう。前日に遷霊祭・みたまうつしがあり、儀式の流れが似ているので、告別祭で戸惑う方はほとんどいません。

  5. 05.葬儀後について

    天理教の葬儀の葬儀後について

    火葬してから帰宅したら、ご遺族の身は大麻(おおぬさ)で清め、新霊様の横に遺骨を安置して納骨の日を待ちます。ご自宅で葬後霊祭をする場合もあります。
    納骨の際は、分骨して本部などに納めることもありますので、教会に確認しましょう。その後は旬日祭があり20日後から50日後まで10日おきに旬日祭を行うことになっていますが、日にちは前後しても問題ないと考えられています。
    五十日祭が、仏式での四十九日と同じ忌明けになりますので、教会と相談して儀式を行い葬仔細も当日に行いましょう。その後には、百日祭や初盆に新霊祭を行う教会もあります。
    さらに一年祭、五年祭、十年祭が執り行われ、年祭は教会に相談してから、おつとめするのが基本だと考えて構いません。

天理教の葬儀のご葬儀のポイント・注意点

天理教の葬儀のご葬儀のポイント・注意点

天理教の葬儀では、神様より与えられた魂が人の体を仮住まいとして、出直し(亡くなること)で神様に魂を一度預かっていただくと考えます。そのため最も重要な儀式が遷霊祭・みたまうつしだといわれています。親しい方が参列するのは告別祭よりも、遷霊祭・みたまうつしの方が多いです。参列者の人数をご遺族が予測して用意する必要があるなら、遷霊祭・みたまうつしを多く、告別祭を少なく考えた方が良いでしょう。

十日祭は、仏式でいう初七日と同じ意味合いを持っているので、同じく繰り上げて執り行うケースが多くなりました。火葬場から戻ってきたら、そのまま十日祭を行うのか協会の会長に確認してください。他の宗教や宗派の葬儀と違うのは、通夜振る舞いとか茶話会のような飲食の提供がほとんどないところでしょう。通夜・告別式に該当する儀式を行うことが中心となっています。

参列者は香典の表書きに御玉串料と書くのは神式の葬儀と同じですが、香典返しでは偲草と書いてお渡しします。また祭主・祭官へのお礼は無地の封筒を使用して、「御礼」「御車代」「御膳料」としてお渡しします。これは仏式の僧侶に対して渡すのと同じです。

その他の注意点

その他に全面的なサポートをしてくれる教会の会長にお礼をしますが、相場が決まっていないので相談しましょう。会長が遠方からお越しになったとか、その方とのかかわりが強い場合など、状況によって変動しています。

同じ天理教でも地域によって異なる点や、管轄の教会のしきたりに従う必要があるため、教会や会長と話し合いながら決めることが多いと思って構いません。その方だけが天理教で、ご遺族が天理教ではない場合、葬儀に関することだけでなく基本的な考えがわからなくて困ることは多いと思います。厳密な儀式が必要とか、自由度が高くその方の希望通りの葬儀をしたい場合などはご注意ください。花葬儀スタッフと相談していただければ、問題なく執り行えるようサポートさせていただきます。

天理教の葬儀のご葬儀でご利用可能なプラン

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