花葬儀を選んだ理由
スタッフの方の丁寧な第一印象が決め手となり花葬儀にお願いしました。
花葬儀のことは、インターネットでの検索と、斎場でいただいたパンフレットで知りました。最初は「お花を中心にした葬儀をしてくださるのだな」というくらいの印象で、他の葬儀社も検討したのですが、相談時に対応してくださった担当者の方が丁寧で、こちらの細かい要望にも向き合ってくださったので「ここなら安心してお任せできる」と思い、兄弟で相談して花葬儀にお願いすることにしました。
「スタッフの方の対応が良い」という印象は、打ち合わせから葬儀が終わるまで、ずっと変わりませんでした。こちらの事情で、葬儀を午前と午後の2回に分けて行う必要があったのですが、それぞれの参列者が気持ちよく参加できるよう、動線の工夫や会場の準備なども工夫していただきました。
何しろこちらは初めて喪主を務める立場で、何をどう進めれば良いのかまったく分かりません。そんな中、花葬儀のスタッフの方が、受付の流れや手順、参列者への対応、食事や飲み物の量の目安など、こちらが質問する前にサポートしてくださり、迷うことなく葬儀を執り行うことができました。常に細やかな気配りで支えてくださり、「プロとはこういうことなんだな」とありがたく思いました。
花葬儀を体験して良かったこと
会場を下見した時の第一声は「わぁ、すごい!」美しい空間に感動しました。
葬儀で私たちがお願いしたのは、「父を明るく送り出してあげたい」ということでした。色味や花の種類についてはプロにお任せしましたが、暗く寂しい雰囲気にはしたくなかったので、できるだけカラフルで温かみのある会場にしてほしいとだけお伝えしました。
打ち合わせの際にはスケッチ画をいただき、おおよそのイメージはつかめていたものの、やはり実際にどんな空間になるのかは当日まで分からないものです。前日の夜、妹と一緒に会場を見に行ったとき、思わず出た言葉は「わぁ、すごい!」。目の前には、想像を超えた美しい空間が広がっていて、本当に感動しかありませんでした。
供花についても、一般的なスタンド花ではなく、会場全体のアレンジに組み込むスタイルにしていただいたことで、より華やかな空間が作れたと思います。会場の広さと花の量のバランスも良く、大満足でした。会場では、スタッフの方から提案していただいて作成したスライドショーを流しました。写真を通して父との思い出を振り返ることができ、家族にとっても、参列してくださった友人の方々にとっても、心に残る時間になりました。
会場には競馬新聞とマークカード、妹が作った写真パネルを飾りました。棺には、父が生前好きだったお寿司や赤飯のおにぎり、おはぎを添えました。お酒は飲めませんでしたが、代わりに大の甘党で、おはぎやきんつばが大好物でしたから。それから、父がかわいがっていた犬の首輪や服も一緒に入れてあげました。
お父様はどんな方でしたか?
電気工事士として”生涯現役”を貫いた人生でした。
父は静岡県出身で、結婚して子どもが生まれた頃は東京の昭島に住んでいました。職業は電気工事士で、もともとはガソリンスタンドで働いていたのですが、お客さんから電気工事の仕事に誘われたことをきっかけに、この世界に入りました。会社勤めを経て、やがて個人事業主として独立。第一種電気工事士の資格を持ち、主に木造新築住宅の電気工事を手がける職人でした。とはいえ父は気難しいタイプではなく、声をかけられた仕事を決して断らず、常に実直に仕事に向き合っていたと思います。
家族を大事にしてくれた父は孫からもとても慕われていました。
若い頃は草野球に熱中し、40代頃までは3つのチームを掛け持ちして活動していました。年を重ねてからの趣味は競馬で、当てに行くというよりも、あれこれ予想する過程を楽しんでいたようです。家族への愛情も深く、夏は伊豆、冬は箱根に家族旅行に出掛けていました。孫たちもとても可愛がってくれて、誕生日には必ずイオンモールに連れて行き、主役の孫だけでなく、他の孫にもプレゼントを選んでくれるようなおじいちゃんでした。お正月には家族が必ず集まり、初詣を済ませたあとにみんなで写真を撮るのが、わが家の毎年の恒例行事でした。
今でも毎日、父の形見と一緒に仕事に出掛けています。
とても優しい父で、兄弟3人とも、一度も父に怒られたことはありません。「自分の人生だから、やりたいことをやりなさい。ただし、人に迷惑をかけることと、自分で責任が取れないことだけはするな」と言われたことを今でも覚えています。父の背中を見て育った私も、気づけば父と同じ仕事に就いていました。10年ほど前からは父を手伝うようになり、二人で仕事に行く日々が続きました。父は78歳で亡くなる直前まで現役で働いており、最後に使っていた道具類は今もプラスチックケースに入れて車に積んであります。今でも、あの時と同じ気持ちで、一緒に仕事に行っているような気分になります。
こんなご葬儀でした

お式への要望
誰からも好かれた父らしく明るい葬儀で送ってあげたい。
〇花の要望は特にないが、カラフルな色味で明るい葬儀にしたい。
〇参列者が明るい気持ちでお別れができるようにしたい。
〇生前の父が偲ばれるようなものを並べて送ってあげたい。
実際のご葬儀
〇さまざまな色の花を取り混ぜて華やか会場をお作りしました。
〇生前お好きだった競馬新聞をお飾りしました。
〇ご家族に作っていただいたお写真を集めたボードを並べました。
〇お好きだった食べ物を一緒にお供えさせていただきました。
葬儀を終えての感想はいかがですか?
亡くなったいま改めて父の偉大さを感じます。父から学んだことを胸に、これからも仕事を頑張りたいと思います。
父の葬儀には、本当にたくさんの友人が参列してくださいました。連絡先が分からなくてこちらから連絡できなかったにもかかわらず、知らせを聞きつけて駆けつけてくださった方もいました。父は社交的な性格で仕事仲間や趣味の仲間が多く、誰とでも自然に良い関係を築ける人だったのだと、改めて感じました。
父の仕事を引き継いだ私は、経験値も知識量もまだ父には遠く及びません。それでも、現場で人間関係の築き方や仕事のコツなど、これまで教えてもらったことを胸に仕事に励もうと思います。
花葬儀は、「故人や家族に寄り添い、親身になってくれる温かい葬儀社」だと思います。こちらの想いを丁寧にくみ取り、細やかに支えてくださったことで、父らしい葬儀を行うことができました。可愛がっていた孫たちに囲まれて、父もきっと喜んでくれたのではないかと思います。本当にどうもありがとうございました。
エピソードとお写真、映像は、ご家族様のご許可をいただいて掲載しております。













