花葬儀を選んだ理由
参列者が少ない家族葬でも花々に囲まれた華やかで温かい葬儀ができました
父が亡くなり、病院から葬儀社の手配を求められたのは夜10時を過ぎた頃でした。
インターネットで検索して、わずか2時間後にはスタッフの方が駆けつけてくださり、遺体の安置まで迅速に対応していただきました。父は自宅をとても大切にしていたので、深夜2時という時間帯ではありましたが、病院から安置所へ向かう前に自宅の前に立ち寄ることができないか相談しました。すると、スタッフの方は快く応じてくださり、そのおかげで母も自宅で父との最後の別れの時間を持つことができました。
翌日フラワーデザイナーの方が自宅に来てくださり、葬儀の進め方について丁寧な説明を受けました。お話を聞くうちに「一般的な葬儀よりもずっと華やかな祭壇をつくることができそうだ」と期待がふくらみました。正直なところ、費用は想定を超えていたのですが、母がデッサンをとても気に入り「これがいいわ」と言ったので、フルスペックでお願いすることに。いま振り返ってみても、このときの選択は間違いではなかったと感じています。実際の葬儀には費用以上の満足感がありました。
花葬儀を体験して良かったこと
少人数の家族葬こそ花葬儀で。花があふれる贅沢な葬儀が叶いました
社長だった父は、会社関係者に迷惑をかけたくないという理由で生前から家族葬を希望していたので、家族と50年間会社で働いてくれている社員だけの家族葬を選びました。参列者が少ないので「寂しい雰囲気の葬儀になってしまうのではないか」と心配しましたが、華やかで美しい祭壇のおかげで温かく満たされた空間で父を見送ることができました。
フラワーデザイナーさんのおかげで、本当に父らしさを感じる会場が実現したと思います。秩父の別荘で過ごす時間を愛していたというエピソードから、樹木を取り入れて山の雰囲気を感じられる空間に。また、会社のイメージカラーである紫の花に加え、赤いスポーツカーが好きだったというエピソードから、赤い花も入れていただきました。
葬儀当日は斎場スタッフから「こんな祭壇は見たことがない」と言われ、ご住職からも「何十年と住職をやってきたが、こんなにすごい祭壇は初めてだ」と写真を撮られるほど。そんな素晴らしい場所に参列者11人だけという贅沢な空間で、誰にも気を遣うことなく静かに最後のお別れができました。
お父様はどんな方でしたか?
創業社長として50年以上、第一線に立ち続けた人生でした
千葉県多古町生まれ。中学まで地元で過ごしたあと上京して会社を設立。創業から51年にわたり会社を牽引して、2023年まで社長として第一線に立ち続けました。
2012年に千葉へ本社を移転し、現在では従業員約50名を抱えるまでに成長しています。家族にとって父は、それぞれに異なる魅力を持つ存在でした。母にとっては「真面目で優しい人」。娘にとっては「人を惹きつける力のある存在」。そして息子の私にとっては、深く尊敬する存在であり、大きな影響を受けた人生の師でもありました。
性格は真面目で堅実。でも車にだけは目がありませんでした
「趣味は?」と尋ねられると、冗談めかして「奥さん」と答えるような人で、何よりも自宅が大好きでした。秩父の別荘をこよなく愛し、犬と一緒に山を駆け回るのを楽しんでいました。大の車好きで、喉が渇いて立ち寄った外車ディーラーでコーヒーを飲み、そのままキャデラックを購入して帰ってきたという豪快なエピソードもあります。
自由奔放な一面を持ちながらも、本質はとても真面目で堅実な人でした。
亡くなった今も私にとって父は偉大な経営者です
社長としての父は、「寿」という文字が大好きなカリスマ的な存在でした。私は3年前に父から会社を継承しましたが、父から言われたことで大切にしているのは「井戸を掘ってくれた人間を大事にしなさい」という言葉です。
会社を支えてくれた方々や、お世話になった方への感謝を忘れてはならないという父の教えを胸に、いつか父を超える社長になれるよう歩んでいきたいと思います。
こんなご葬儀でした

お式への要望
悲しみの中にも温かさが感じられる感謝と労いに満ちた空間
〇悲しいよりも明るく華やかなイメージの空間にしたい
〇長年第一線で頑張ってきた父を皆で労うような葬儀にしたい
〇近しい人だけでゆっくりと最後のお別れをしたい
実際のご葬儀
〇自然を深く愛していらっしゃったので山をイメージした会場をおつくりしました
〇棺にはタバコと一緒にお好きだったコーラと、うなぎをお納めしました
〇創業された会社のイメージカラーやご趣味の車の色などをお花に取り入れました
葬儀を終えての感想はいかがですか?
喪主という役割に追われることなく、敬愛する父との最後のお別れをすることができました
最初の打ち合わせの中で、父のことをたくさんお話しできたことは、とても良かったと思っています。初めての喪主という務めにばかり気を取られて、父のことをゆっくり思い返す時間も心の余裕もなかったのですが、丁寧に話を聞いていただく中で、自然と父との思い出に向き合うことができました。そうして父の思い出を言葉にしていくうちに、亡くなってから初めて涙がこぼれました。
花葬儀の方には本当にお世話になりました。複数のスタッフの方とやり取りがありましたが引き継ぎがしっかりされており、全てのスタッフの方の対応が良かったです。点数をつけるとしたら120点満点。最初から最後まで一秒たりとも嫌な思いをすることがありませんでした。
また、さすがだなと思ったのがお花の品質です。葬儀のお花を花束のようにして持ち帰らせてもらったのですが、驚くほど花の持ちが良くて、1ヶ月近くきれいに咲き続けていました。きっと新鮮なお花を一番良い状態で飾ってくださっていたのだと思います。
本当にありがとうございました。
エピソードとお写真、映像は、ご家族様のご許可をいただいて掲載しております。













