頭を北に、面（顔面）を西に向けてご遺体を安置することで、正式には頭北面西右脇臥（ずぼくめんさいうきょうが）と呼びます。
お釈迦様の最期の姿を描いた涅槃図（ねはんず）で、頭を北に、顔を西に向けて横たわった姿が描かれています。
これが煩悩を克服し悟りの境地に至ったときの姿勢とされ、安置のさいにこの姿勢をとるようになったといわれています。
「北枕」と似ていますが、こちらは頭を北に向けるだけで仰向けの状態のため、顔を西に向けないという点が異なります。

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