夫婦の香典金額はいくら?相場・書き方・連名マナーを解説
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- 【 葬儀・葬式のマナー 】

お香典を夫婦で出す場合に「金額はいくらにすればよいの?」「香典袋の表書きの名前はどう書くの?」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「お香典を夫婦で出す場合の金額の相場」をシーン別に解説するとともに、香典袋の表書きについて、基本マナーや夫婦連名にする際の書き方もご紹介します。
1.夫婦のお香典は別々?それとも一緒?
夫婦でお葬式に参列する際のお香典は、一世帯でまとめて出すのが基本です。葬儀に限らず冠婚葬祭に伴う金銭のやり取りは、個人同士ではなく家と家との間で発生する金銭的相互扶助だからです。
そのため、葬儀に夫婦で参列した場合も、お香典は個人で分けるのではなく、一世帯でひとつにまとめるのが原則となります。
また、前提として、包む金額は世帯主の一人分が基本です。夫婦で参列する場合でも、お香典は家同士のお付き合いと考えるため、金額を二人分にする必要はありません。
なお、法要(四十九日・一周忌など)に夫婦で参列する場合も、お香典は一世帯でまとめて出すのが一般的です。
2.お香典を夫婦で出す場合の金額の相場は?

前述のとおり、夫婦で出すお香典は一人分の金額を包みますが、その相場は夫婦と故人様との関係性および夫婦の年代によって変わります。
ここでは、故人様と夫婦の関係ごとに、夫婦の年代で異なるお香典の金額の相場をご紹介します。
両親が亡くなった場合
両親が亡くなった場合、夫婦で参列する際も「基本は一人分の金額を包む」のがマナーです。以下は、年代別に見た夫婦のお香典の金額相場です。
●20代:3万円~10万円程度
●30代:5万円~10万円程度
●40代以上:10万円以上
兄弟姉妹が亡くなった場合
両親に次いで近しい間柄となる兄弟姉妹に関しては、おおよそ次の金額が目安となります。
●20~30代:3万円~5万円程度
●40代:5万円程度
●50代:5万円程度
●60代以上:5万円~10万円程度
祖父母が亡くなった場合
故人様が祖父母の場合、年代別の相場はおおよそ次の金額となります。
●20代:1万円程度
●30代:1万円~3万円程度
●40代:3万円~5万円程度
●50代:3万円~5万円程度
●60代以上:5万円程度
ご親族が亡くなった場合
伯父・叔父や伯母・叔母、いとこなどが亡くなったケースでは、夫婦との親密度によってお香典の金額は大きく変わります。年齢によるおおよその金額をベースに、夫婦で話し合って決めるとよいでしょう。
●20代:3千円~1万円程度
●30代:1万円~3万円程度
●40代以上:3万円程度(ほとんど会う機会がなかったなど、親交が浅かった場合は1万円~2万円程度のこともあります)
友人や知人が亡くなった場合
夫婦の共通の友人や知人が故人様の場合も、やはり夫婦との関係性の深さでお香典の金額は大きく変わります。
次に示す夫婦の年齢別の金額を参考になさってください。
●20代:3千円~5千円程度
●30代:3千円~1万円程度
●40代以上:1万円程度
職場の人が亡くなった場合
夫婦ともに知り合いである職場の人が亡くなった場合には、夫婦の年齢によりお香典の額はおおよそ次のようになります。
●20代:5千円程度
●30代:5千円~1万円程度
●40代以上:1万円程度
ここでご紹介したお香典の金額は、あくまで参考金額です。故人様との関係が特に親密であった場合、葬儀後に会食に参加する場合(料理が二人分となるため)などは、多めの金額を包むケースもあります。
また、お香典の金額相場は、地方ごとの慣習によって前後することがあり、偶数の額や「4・9」などの忌み数を避ける地域もあるため、可能であればご親族に確認しておくと安心です。
3.夫婦で出す香典袋の名前の書き方のマナーは?
夫婦でお香典を出す場合に、香典袋の表書きの名前はどう書けばよいのでしょうか。ここでは、夫婦で出す香典袋の名前の書き方のマナーを解説します。
基本は世帯主の名前だけ
夫婦でお香典を出す場合、香典袋の表には世帯主の名前のみを書くのがマナーです。ご説明したように、お香典は家と家との間に発生する金銭のやり取りだからです。
ただし、夫婦揃って参列した場合、芳名カードには、それぞれが住所・フルネームを書きます。芳名帳の場合は、世帯主が住所・姓名を書き、その横に配偶者の名のみ(住所と姓は不要)を書きます。
夫婦連名で記入する場合もある
夫婦でお香典を出す場合、香典袋には世帯主の名前のみを書くのが基本ですが、次にご紹介するようなケースでは夫婦連名で書いても差し支えないでしょう。
夫婦で深い親交のある方に渡す場合
夫婦で深い親交のある方にお香典を渡す場合は、香典袋に夫婦両方の名前を連名で書いても失礼にはあたりません。
夫婦連名でお香典を出す場合は、中央に世帯主の名前をフルネームで書き、左隣に苗字を省いた配偶者の名前だけを添えるようにして書きます。
妻(世帯主の配偶者)のご親族に渡す場合
妻(世帯主の配偶者)のご親族にお香典を渡す際に、香典袋に妻の名前が書かれていなかった場合、ご遺族が誰からのお香典かわかりづらくなるケースもあります。そのようなときは、香典袋に夫婦両名の名前を書いてもよいでしょう。
世帯主が参列できない場合
夫婦で参列する予定だった葬儀に世帯主が参列できず、その配偶者が代理も務めてひとりで参列した場合は、香典袋の中央に世帯主の名前のみを書きます。
芳名帳に記帳する際の書き方には特に決まりはないため、受付担当者の指示に従って書きましょう。世帯主の名前を書き、名前の左下に小さく「代理」と添える形が一般的です。
4.夫婦でお香典が不要なケースは?
お香典は、施主(おもに葬儀の費用を負担する人)に贈るものです。基本的に、喪主が施主を務めることが多いため、喪主がお香典を受け取っているケースが多いといえます。そのため、夫婦で参列する場合でも、施主や喪主がご夫婦のどちらかであれば、お香典は不要です。
また、自身が故人様に扶養されていた場合も、お香典を包む必要はありません。
5.「夫婦で出すお香典の金額」に関するQ&A
A.夫婦のうち片方だけが参列する場合でも、お香典は「一世帯としての気持ち」を示すものと考えられており、金額は夫婦で参列する場合と基本的に変わりません。
お香典の金額は故人様との関係性や地域の慣習を踏まえて決めるのが基本です。夫婦で事情を共有し、会食の有無や参列人数なども含めて検討すると、無理のない金額で気持ちのこもった香典をお渡しできます。
A.家族葬などで参列人数に制限があり、夫婦での参列予定が片方のみになった場合でも、用意していた金額をあえて減らす必要はありません。
本来は夫婦で参列する予定で、会食などを考慮して金額を少し上乗せして用意していた場合でも、そのままお渡しすることで「夫婦揃って伺いたかった」というお悔やみの気持ちを伝えることができます。
ただし、地域の慣習や喪主様の意向によっては金額を調整した方がよい場合もあるため、迷ったときは事前に確認するとより安心です。
A.地域によっては香典袋にフルネームを必ず書く、夫婦連名より世帯主のみを好む、偶数や「4」「9」などの忌み数を避けるなどの細かな違いがあります。
お香典のマナーは全国共通ではないため、故人様のご家族が暮らす地域の習慣や宗教上の決まりを事前に確認しておくことで失礼のない気持ちの伝え方ができます。
6.夫婦で出すお香典の金額は、故人様との関係性を重視しましょう

冠婚葬祭の金銭のやり取りは、家と家とのつき合いによって発生するものです。そのため、お香典を夫婦で出す場合は、香典袋はひとつ、金額もひとり分が基本となりますが、金額の相場は故人様との関係性や夫婦の年代によって異なります。
金額を決める際は、地域の慣習やご親族とのお付き合いの深さも考慮することが大切です。夫婦でまとめて出す場合は、無理のない範囲で気持ちをお包みすることが、ご遺族への一番の思いやりにつながります。
花葬儀では、葬儀参列者の基本的なマナーがわかる「葬儀参列者のマナーガイド」を公開しております。
通夜・葬儀でご遺族に失礼のないよう、こちらでご紹介している挨拶、服装のマナーなどを参考に参列なさってください。











