葬儀のお返しはいつ・何を・どうやって?マナーや費用を徹底解説|葬儀・家族葬・お葬式なら「花葬儀」

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葬儀のお返しはいつ・何を・どうやって?マナーや費用を徹底解説

葬儀のお返しはいつ・何を・どうやって?マナーや費用を徹底解説

葬儀でお香典をいただいた方には、お返しをするのがマナーです。感謝の意をきちんとかたちにしたいからこそ、お返しのタイミングや品物に悩む方は少なくありません。

この記事では、葬儀のお返しの金額目安や品物の選び方、お渡しする際のマナーなどをわかりやすく解説します。葬儀のお返しに悩まれている方の不安が解消できるよう、必要な情報を網羅的にお届けしますので、ぜひ最後までお付き合いください。

1.葬儀のお返しとは?意味と基本マナーを理解しよう

葬儀のお返しとは?意味と基本マナーを理解しよう

お通夜や葬儀、告別式では参列者からご霊前に供えるためのお香典(金品)をいただくことがあります。一般的に「葬儀のお返し」とは、こうしたお香典に対してお渡しする「香典返し」を指すことが多く、本記事でも同様の意味で解説します。香典返しを手配することも、喪主様の大切な役割です。

こちらでは、香典返しの成り立ちや相場についてご紹介します。

お返し文化の成り立ち

村や集落などのつながりが今よりも強かったかつての日本では、葬儀があると近所の人がお香・お線香・お供え物などを持ち寄り、経済的な援助を行いました。喪主様はすぐにお返しをすることはなく、相手のご家庭に不幸があった場合に、同じだけの品物を持参することで、助け合うという関係が成り立っていたそうです。

現代では相互扶助の環境が整いづらいこともあり、お香典をいただいたら、その都度お返しをする文化が定着しています。

香典返しと会葬御礼との違い

香典返しと間違われやすいものに「会葬御礼(かいそうおれい)」があります。会葬御礼とは、参列していただいたことへの感謝の気持ちとして、お香典の持参の有無に関わらず、参列者全員にお渡しする品です。

相場は500円~1500円程度であり、少量の焼き菓子や実用品などが選ばれる傾向にあります。お香典へのお返しとして用意する香典返しとは意味が異なりますので注意しましょう。

葬儀のお返しは絶対に用意するもの?

お香典は、相手が故人様をしのび、ご遺族の悲しみに寄り添う気持ちを込めて、心を尽くして包んでくださったものです。そうした思いやりに対してお返しをすることは、感謝の気持ちをかたちにしてお伝えする大切なマナーといえます。

さらに、香典返しには、いただいたご厚志へのお礼だけでなく、「故人様を見送るための一連の儀式が滞りなく終わりました」というご報告の意味も含まれています。したがって、お返しが不要とされる場合を除き、故人様に寄せられたご厚意に対して誠意をもってお応えすることが望ましいでしょう。詳細は「香典返しが不要なケース」をご覧ください。

葬儀のお返しの金額目安

香典返しは、いただいたお香典金額の2分の1程度を目安にするのが一般的です。たとえば、5000円のお香典には、2500円前後のお返しを用意するのが適切です。この「半返し」は、感謝の気持ちをきちんと伝えつつ、受け取る側にも負担をかけすぎない、バランスの取れた金額といえるでしょう。

ただし以下のケースでは、ご遺族の負担が大きくなることから、いただいたお香典の3分の1をお返しすることもあります。

・お香典の金額が特に高額だった
・亡くなった方が、一家の稼ぎ手だった
・亡くなった方が、未成年だった

その他、地域の慣習などによってもお返しの金額目安は異なりますので、「香典返しの値段」も参考にしつつ、周囲と相談して決めることをおすすめします。

2.葬儀のお返しは何を送る?選び方と注意点

葬儀のお返しは、何を用意してもよいというわけではありません。
こちらでは、お返しにふさわしい品や、避けた方がよい品を詳しくご紹介します。

一般的には「消えもの」を中心に選ぶ

香典返しの品として選ばれるのは、使えば自然と手元からなくなる「消えもの」と呼ばれる品が一般的です。これは、故人様をしのぶ気持ちには感謝しつつも、ご遺族の深い悲しみや喪失感が日常に長く残りすぎないようにという、心配りの表れでもあります。

「消えもの」の代表例としては、お茶やお菓子、乾物、コーヒーなどの食品類があり、ほかにも洗剤や石けん、タオルなどの生活用品も適しています。どちらも、日々の暮らしの中で自然に消費されるものであり、弔意に対して負担を感じさせず、贈られる側も気を遣わずに受け取れる点が支持されています。

最近では、自分で好きなものを選んでもらう形式の方が失敗を避けやすいという理由から、「カタログギフト」を選ぶ人も増えています。

避けたほうがよい品物の具体例

一方で、お返しの品として避けたほうがよいものは「縁起物」です。たとえば、かつお節や昆布などは、古くから縁起物として結婚式や出産祝いなどの慶事で用いられることが多いため、香典返しにはふさわしくないとされています。また、酒類も祝いの席を連想させるため、特別な事情が無い限りは控えましょう。

さらに、肉や魚などの生鮮食品も香典返しには適さないとされています。その理由の一つとして、仏教では故人様の四十九日が過ぎるまでの間、動物性の食品を避け、野菜中心の精進料理で過ごすという教えがあります。

こうした宗教的な背景から、生ものを含む食品は「香典返しとしては望ましくない」と考えられてきました。贈る相手の宗教観や地域のしきたりによって異なることもありますが、迷った際には無難な「消えもの」にとどめるとよいでしょう。

3.葬儀で主流になりつつある「当日返し」とは

近年の葬儀では、香典返しを葬儀当日にお渡しする「当日返し」が主流になりつつあります。ここでは、当日返しの特徴や注意点について詳しく見ていきましょう。

当日返しのメリット・デメリット

当日返しには、以下のようなメリット・デメリットがあります。

●メリット
・手渡しできるため、手配の手間が少ない
・参列者の顔を見て直接お礼を伝えられる
・郵送のコストやトラブルを防ぐことができる

●デメリット
・お香典の金額が不明なまま渡すため、金額に見合わないケースが起きやすい
・一律の品物しか用意できず、柔軟な対応が難しい
・会葬御礼と混同されやすい

当日返しは、参列者が多く、後日の手配負担を減らしたい場合に向いています。一方で、高額なお香典をいただく可能性がある場合には、後日改めてお返しをする方法も検討するとよいでしょう。

当日返しの相場

当日返しを行う場合、用意するお返しの品は、3000円~5000円を目安に用意するのが一般的です。ご家族、ご親族以外の参列者からのお香典平均額が5000円~1万円であることが根拠となっています。

いただいたお香典と釣り合わなかった場合は?

当日返しはお香典の金額を確認する前に用意してしまうため、いただいたお香典に対して品物が見合わないことがあります。その場合には、四十九日後の忌明けや、季節の贈り物のタイミング(お中元・お歳暮など)を活用し、不足分を補う形でお返しを追加するのがマナーです。

お返しのタイミングについては「香典返しの時期」の記事も参考になさってください。

4.忌明け後にお返しする場合

当日返しを行わなかった場合や、当日返しの差額を贈る場合には、「忌明け後」にお返しを手配するのが一般的です。「忌明け」は多くの仏教宗派において、故人様の魂が成仏する重要な節目を指します。

神道では、故人様の魂が家の守り神となり、死による「穢(けが)れ」がはらわれる節目として、同じく重要な意味を持っています。またキリスト教には「香典返し」や「忌明け」などの習慣はありませんが、現在では仏式や神式にならい、忌明けに該当するタイミングで香典返しを用意するのが一般的です。

宗教、宗派ごとの忌明けのタイミングは以下の通りです。

【宗教・宗派別 忌明け時期とお返しのタイミング】
宗教 忌明け時期 香典返しのタイミング目安
浄土真宗を除いた多くの仏教 故人様が亡くなってから49日目 四十九日の法要後、1カ月以内
浄土真宗 「魂は死後すぐに成仏する」
という考えのため、忌明けはない
初七日の後、1カ月以内
神道 故人様が亡くなってから50日目
(五十日祭)
五十日祭の後、1カ月以内
キリスト教
(カトリック)
故人様が亡くなってから30日目
(追悼ミサ)
追悼ミサの後
キリスト教
(カトリック)
故人様が亡くなってから30日目
(追悼ミサ)
昇天記念日の後

タイミングをずらしたほうがよいケース

忌明け後にお返しするケースでも、以下のケースでは前倒しや後ろ倒しにしたほうがよいとされています。

【忌明けが年末年始にかかってしまう場合】
新年の始まりに訃報を思い出させてしまうことは、受け取る側にとっても負担となりかねません。忌明けが年末年始になる場合は、年内に手配を済ませるか、あるいは正月飾りを片付ける「松の内」が明けた後、つまり1月7日以降に届くように配慮するのが望ましいとされています。

【命日~忌明けまでに3カ月わたる場合】
例えば6月末に亡くなられた場合、忌明けは8月となり、6月、7月、8月と月をまたぎます。これは「三月またぎ(みつきまたぎ)」と言って、「三月=身付き=身に付く」という響きから、「苦しみが続く」として縁起が悪いとされています。三月またぎになる場合は、早めにお返しをお渡ししましょう。

5.葬儀のお返しをする際のマナー

香典返しは「もの」だけではなく、心を伝えるための手段です。贈る際に形式やマナーを守り、受け取った側が違和感なく「丁寧なご対応をいただいた」と感じられるようにしましょう。
ここでは、葬儀のお返しをする際のマナーについてご紹介します。

当日返し以外は手渡しがマナー?

葬儀のお返しは、直接手渡しするのが最も丁寧であるとの意見もあります。ただし、「遠方からお越しになる参列者も多い」「葬儀後のご遺族の負担が大きい」といった理由から、郵送での対応も一般的になっています。

お返しには挨拶状(お礼状)を添える

葬儀のお返しには、挨拶状(お礼状)を添えましょう。「奉書紙」「カード」「はがき」など種類がありますので、お渡しする相手との関係性で決めることをおすすめします。

挨拶状に記載する内容は以下の通りです。

・お香典と、葬儀に参列していただいたことのお礼
・無事に四十九日を迎えたことの報告(当日返しの場合は不要)
・故人様との生前のお付き合いに対する感謝
・お返しの品を用意したこと
・日付
・差出人名

以下に、例文をご紹介します。挨拶状は縦書きが正式な形式ですので、実際にお送りする際は縦書きで作成しましょう。

拝啓 
亡父〇〇儀 去る〇月〇日永眠に際し ご丁重なるご厚志を賜りましたこと心より御礼申し上げます
お陰様をもちまして 四十九日の法要を滞りなく相済ませることができました
生前に賜りましたご厚誼にも改めて感謝申し上げます
つきましては供養のしるしまでに心ばかりの品をご用意いたしましたので 何卒ご受納くださいますようお願い申し上げます
本来であれば拝眉の上御礼申し上げるべきではありますが 略儀ながら書中を持ちましてご挨拶申し上げます
敬具
令和〇年〇月
〇〇家 喪主 〇〇〇〇

挨拶状を書く際は、「相手の宗教や宗派に合わせた言葉選び」「句読点は使わない」などのルールもあります。詳細は「お香典へのお礼の方法」にてご紹介しておりますので、併せてご覧ください。

お返しにつける「のし紙」のマナー

葬儀のお返しには熨斗紙(のしがみ)をかけるのが一般的なマナーです。「のし紙」とは、右上にのし飾りが付いている「慶事用の紙」を指します。のし飾りが付いていない弔事向けのものは「掛け紙」と呼びますが、近年は「掛け紙」も含めて「のし紙」と呼ぶことが増えているため、こちらでは「のし紙」という言葉を使ってご紹介します。

のし紙のデザイン

のし紙のデザインは「仏式」と「その他の宗教」で異なります。仏式では蓮の花が描かれたのし紙が一般的ですが、神道やキリスト教では無地、または水引だけのデザインを選ぶのが適切です。

水引の種類と意味

水引は「結び切り」のタイプが使用されます。これは、固く結ばれ一度きりであることを意味し、「同じことが繰り返されないように」という願いが込められています。色は黒白が主流ですが、関西地方や一部地域では黄白の水引が用いられることもあります。

表書きと名義の書き方

のし紙の表書きには「志」を使用するのが一般的です。神式やキリスト教式では「偲び草」と書くこともあります。また、西日本では「満中陰志」と記載することもあり、迷う際は宗教や宗派に関係なく使うことのできる「志」を選ぶのが無難です。

表書きは水引の上に記載し、水引の下には送り主の名前を書きます。名義は「○○家」または喪主様のフルネームが一般的です。会社名義で出す場合には、部署名などを加えるとより丁寧になります。

のし紙のかけ方

葬儀のお返しには、「内のし」が多く用いられます。内のしとは、のし紙を品物に直接かけてから包装紙で包む形式のことを指します。郵送の場合はのし紙が配送中に傷つくのを防げるため、内のしが適しています。

逆に、外のし(包装紙の外側に掛け紙をかけるスタイル)は贈り主の名前が一目でわかるため、職場などで複数名に手渡しする場面では外のしが選ばれることもあります。地域によっても習慣は異なりますので、迷った際はご親族や葬儀社に確認して選ぶとよいでしょう。

6.香典返しの手配方法と流れ

葬儀後は各種手続きや法要の準備などがあり、喪主様は多忙を極めます。その中でも、香典返しの手配は意外と時間や手間がかかるものです。
こちらでは、香典返しの準備から発送までの流れと、効率よく進めるための方法をご紹介します。

お返しを手配する方法

香典返しの手配方法には大きく分けて2つあります。1つ目は、香典返し専門の通販サイトや百貨店などで手配する方法です。品揃えが豊富で、価格帯や好みに応じて柔軟に選べるメリットがあります。しかし一方で、品物のお届け先をご遺族が一つ一つ確認しながら注文しなくてはならないというデメリットもあります。

もうひとつの方法は、葬儀社に依頼する方法です。専門店に比べると品物の種類が限られる可能性はありますが、以下のようなメリットがあります。

・葬儀後すぐに相談、発注できる
・宗教や地域のマナーに合った提案をしてくれる
・挨拶状やのし紙も一括で準備してもらえる

「手間を最小限に抑えたい」「こだわりのあるお返しを準備したい」など、ご自身の希望に応じて選ぶとよいでしょう。

手配からお渡しまでのスケジュール

葬儀のお返しを手配してからお渡しするまでの一般的なスケジュールは以下の通りです。

【葬儀終了後~1週間以内】
・お香典のリストを確認

【葬儀終了後から2~3週間以内】
・いただいたお香典の金額に応じたお返しの品を注文
・挨拶状の作成

【忌明け後~1週間以内】
・挨拶状とお返しの品を、手渡し、または郵送にてお届けする

お返しの金額や贈り先に間違いのないよう、確認は複数名で行いましょう。

7.葬儀のお返しを辞退された場合の対応

お香典を持参したものの、中には次のような事情でお返しを辞退されることがあります。

・会社名義でお香典を出したため
(会社名義のお香典は福利厚生の一環として、香典返しが不要とされます。詳しくは「会社への香典返し」をご参照ください)
・お香典の金額が少額で、ご遺族に気を遣わせたくないため
・公務員や一部企業で、返礼を受け取ることが禁じられているため

参列者から辞退する意向を告げられた場合は、相手の立場や心情に配慮し、お返しを控えるのがマナーです。感謝の気持ちは、以下のような方法で伝えるとよいでしょう。

・お礼状を送る
・電話やメールで一言感謝の気持ちを伝える
・お中元やお歳暮を送る
・食事に招待する

8.葬儀のお返しに関するQ&A


A.一般的なタイミングを過ぎても、ご用意しましょう。

葬儀でいただいたお香典へのお返しは、忌明け後から1カ月以内に送ることが望ましいとされていますが、やむを得ない事情で遅れてしまうこともあります。そういった場合でも、必ずお返しは用意するようにしましょう。

品物をお渡しする際は、挨拶状に「諸般の事情により、お礼が遅くなってしまったことを深くお詫びいたします」といったような一文を添えると、より丁寧になります。


A.それぞれにお返しを用意するのが基本のマナーです。

会社の同僚やご友人などから連名でお香典をいただいた場合、お香典の金額を人数で割り、その額の3分の1から半額程度のお返しをひとりひとりに用意しましょう。

ただし、以下のケースは例外です。

・ご家族、ご夫婦での連名の場合
個別ではなく、通常通りのお返しを用意します。

・一人当たりの金額が1000円未満の場合
みなさんで分けられるようなもの(個包装の菓子折りなど)を、代表者にお渡しします。


A.いただいてから1カ月以内に用意しましょう。

「諸事情で葬儀に参列できなかった」「訃報を後から知った」といった理由から、忌明け後にお香典をいただくこともあります。そのような場合には、遅くとも1カ月以内を目安に香典返しをお贈りするのが望ましいとされています。

また、複数の方から時期をずらしてお香典をいただいた場合でも、まとめて返すのではなく、いただいた都度、香典返しを手配することが丁寧な対応といえるでしょう。

9.葬儀のお返しは「感謝と礼節」を届ける大切な機会

葬儀のお返しは、ただ形式的に物を贈る行為ではなく、故人様に対して寄せられたご厚意に感謝の気持ちを伝える大切な機会です。お香典の金額に応じた適切な品選び、宗教や地域に合わせたマナー、送るタイミング、そして挨拶状の添え方など、丁寧な準備と対応を心がけましょう。

葬儀のお返しでお悩みの方は、花葬儀までご相談ください。お返しにふさわしいお品のご用意から、お届けまで丁寧にサポートいたします。これから葬儀を考えていらっしゃるお客様は、葬儀費用最大7万円がお値引きになる「リベントファミリー」への入会がおすすめです。この機会に、ぜひご検討ください。

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