年始状とは?喪中でも送れる?年賀状との違い・書き方・文例を解説
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- 【 葬儀・葬式のマナー 】

「年始状とはどのような挨拶状?」「喪中の方にも送れる?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。年始状は年賀状と名前が似ていますが、使う言葉や送る目的などに違いがあります。
この記事では、年始状の意味や年賀状・寒中見舞いとの違い、喪中に送るケース、書き方・マナー、送る時期を解説します。シーン別の文例もご紹介しますので、年始の挨拶を準備する際にお役立てください。
【もくじ】
1.年始状とはどのような挨拶状?

年始状とは、新年の挨拶を伝える書状を指す言葉です。辞書では年賀状と同じ意味でも使われますが、近年では「おめでとう」などのお祝いの言葉を使わずに、新年の挨拶を伝えるものを「年始状」と呼ぶことがあります。
年始状は、喪中の方へ新年の挨拶をしたい場合などにも用いられます。具体的にどのようなケースで送るのかは、次章で詳しく解説します。
年始状と年賀状・寒中見舞いの違い
年始状と年賀状、寒中見舞いは、使う目的や時期などが異なります。
・年始状:お祝いの言葉を控えながら、新年の挨拶を伝える
・年賀状:新年を祝い、年始の挨拶を伝える
・寒中見舞い:寒さの厳しい時期に相手を気遣う挨拶状で、喪中に伴う年賀状への返事などにも用いられる
年始状と年賀状は年始に送るのに対し、寒中見舞いは松の内が明けてから立春までに送るのが一般的です。
2.年始状を送る主なケース
年始状は、喪中などの事情から、お祝いの言葉を避けて新年の挨拶を伝えたい場合に用いられます。
ここでは、年始状を送る主な3つのケースについて解説します。
喪中の方へ新年の挨拶をする場合
喪中の方へ新年の挨拶を伝えたい場合、年始状を送る方法があります。喪中はがきは、ご遺族が年賀状による新年の挨拶を控えることを知らせる「年賀欠礼状」です。受け取った側に年賀状を控えるよう求めるものではないため、お祝いの言葉を避けて挨拶を伝えることができます。
喪中はがきをいただいた場合の返事については、「喪中はがきに返事は必要?」の記事が参考になります。
喪中はがきを出せなかった場合
年末にご家族が亡くなった場合など、喪中はがきの準備が間に合わないことがあります。そのようなときは、年始状で喪中であることを伝え、新年の挨拶をする方法があります。
喪中はがきを出していない方から年賀状を受け取った場合
喪中はがきを出していない方から年賀状を受け取った際も、年始状で返事をする方法があります。松の内が明けてから寒中見舞いで返事をするのが一般的ですが、松の内のうちに挨拶を伝えたい場合は、年始状を送る方法もあります。
なお、寒中見舞いを送る時期・書き方については、「喪中の寒中見舞い」の記事が参考になります。
3.年始状の書き方とマナー

年始状を書く際は、使用するはがきや言葉、送る時期などに注意が必要です。ここでは、基本的な書き方とマナーを解説します。
年賀はがきは使わない
年始状には、通常はがきや私製はがきを使用します。年賀はがきは使用せず、落ち着いたデザインのものを選ぶとよいでしょう。私製はがきを使用する場合も、華やかすぎる色柄やお祝いを強く連想させるデザインは避けます。切手を貼る場合は、通常の郵便に使用できるものを選びましょう。
賀詞などお祝いの言葉を使わない
「賀詞」とは、新年を祝う言葉のことです。年始状では、「賀」「慶」「祝」「寿」などを用いたお祝いの言葉や、下記のような新年を祝う表現は避けます。
・賀正
・謹賀新年
・あけましておめでとうございます
代わりに、「新年のご挨拶を申し上げます」「年頭のご挨拶を申し上げます」など、お祝いの意味を含まない表現を使います。なお、儀礼的な挨拶状では、句読点を使わない書き方もあります。
相手を気遣う言葉を添える
年始状には、新年の挨拶に加えて、旧年中にお世話になったことへのお礼や相手を気遣う言葉、本年も変わらぬお付き合いをお願いする言葉などを記載します。具体的な書き方については、次章の文例も参考にしてください。
年始状はいつ送る?元日から松の内までが目安
年始状は、元日から松の内までに届くように送るのが一般的です。松の内は1月7日までとする地域が多く、関西など一部の地域では1月15日までとされています。年始状は通常の郵便として送るため、早く投函すると年内に届く可能性があります。年始に届くよう、投函するタイミングにも注意しましょう。
4.年始状のシーン別3つの文例
年始状の書き方やマナーを踏まえた上で、ここからは、年始状を送るシーン別に、3つの文例をご紹介します。
【文例1】喪中の方へ新年の挨拶をする場合
故人様を偲びつつ 心よりお悔やみ申し上げます
皆様にはお変わりなくお過ごしでしょうか
寒さ厳しき折 どうぞお体を大切にお過ごしください
旧年中は大変お世話になりました
本年も変わらぬお付き合いのほど よろしくお願い申し上げます
令和〇〇年 一月
【文例2】喪中はがきを出せなかった場合
昨年〇月に〇〇が永眠いたしました
喪中につき 年賀状によるご挨拶は控えさせていただきました
ご連絡が行き届かず申し訳ございません
旧年中に賜りましたご厚情に心より御礼申し上げます
本年も変わらぬお付き合いのほど よろしくお願い申し上げます
令和〇〇年 一月
【文例3】喪中はがきを出していない方から年賀状を受け取った場合
ご丁寧に新年のご挨拶状をいただきましてありがとうございました
〇〇の喪中につき 年賀状によるご挨拶
を控えさせていただいておりました
本来ならば旧年中にご連絡すべきところ
ご連絡が遅くなりましたことを深くお詫び申し上げます
寒さ厳しき折 どうぞお体を大切にお過ごしください
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
令和〇年 一月
5.年始状に関するQ&A
A.相手が喪中だと知らずに年始状を送った場合でも、お祝いの言葉を使用していなければ、必ずしも改めて謝罪する必要はありません。
ご不幸を知った時点で、お悔やみや相手を気遣う言葉を伝えるとよいでしょう。
A.普段からメールやLINEで連絡を取り合っている相手であれば、それらを使って新年の挨拶を伝える方法もあります。
喪中の方へ送る場合は、年始状と同様に「おめでとう」などのお祝いの言葉を避け、相手の状況に配慮した表現を選びましょう。
A.目上の方や仕事関係の方にも年始状を送ることはできます。
相手との関係性を踏まえ、くだけた表現は避けて、「新年のご挨拶を申し上げます」など丁寧な言葉を選びましょう。喪中の方へ送る場合は、お祝いの言葉を使わないよう配慮します。
6.年始状は相手の状況に配慮して送りましょう
年始状は、喪中などの事情がある場合でも、お祝いの言葉を控えながら新年の挨拶を伝えられる方法の一つです。送る相手や状況によって適した言葉やタイミングは異なるため、相手のお気持ちに配慮して準備しましょう。
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