香典返しはどこで買う?デパート・ネット通販・葬儀社の違いと品物の選び方を解説
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- 【 葬儀・葬式の基礎知識 】

香典返しを用意する機会は、そう何度もあるものではありません。そのため、いざ必要になったときに、「香典返しはどこで買うのがよいのだろう」と迷われる方も多いのではないでしょうか。
近年は、デパートや専門のネット通販、葬儀社など購入先の選択肢が増え、ご自身に合った方法を選びやすくなっています。一方で、品ぞろえや価格、配送などのサービス内容には違いがあるため、特徴を知らずに選んだ結果、後悔することも少なくありません。
この記事では、香典返しを購入できる主な場所と、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。あわせて、購入先を選ぶポイントや品物選びの基本的なマナーについてもご紹介しますので、お悩み中の方は、ぜひ参考になさってください。
1.香典返しはどこで買う?

香典返しは、デパート(百貨店)、返礼品を扱う専門のネット通販、葬儀社などで購入することができます。
「〇〇で用意したら相手に失礼になるのではないか」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、どこで購入したかによってマナー違反になることはありません。大切なのは、購入場所ではなく、弔事にふさわしい品物を選び、基本的なマナーに配慮しながら、感謝の気持ちを丁寧にお伝えすることです。
ただし、購入先によって、品物の種類や価格帯、包装や配送への対応などには違いがあります。そのため、それぞれの特徴を理解したうえで、ご自身の状況や予算に合った購入先を選ぶようにしましょう。
次章からは、デパート・専門のネット通販・葬儀社、それぞれのメリットとデメリットを詳しくご紹介します。
2.デパートで香典返しを購入するメリット・デメリット
デパート(百貨店)は、香典返しの購入先として昔から選ばれてきた場所です。弔事向けのギフトを多数取り扱っており、贈答品にふさわしいブランドの商品や、品質にこだわった品物が豊富にそろっています。
デパートのメリット
デパートで香典返しを購入する大きなメリットは、ブランド力の高さです。多くの方に知られているデパートであれば、包装紙を見ただけで購入先が伝わりやすく、贈り物としての安心感にもつながります。また、老舗ブランドや人気メーカーの商品を多数取り扱っているため、「相手に失礼のない品物を選びたい」と考える方にも向いています。
さらに、実際に店舗で商品を手に取りながら選べる点も魅力です。タオルの肌触りやカタログギフトの内容、お菓子やコーヒー、食品の大きさなど、写真だけでは判断しにくい点を確認できます。スタッフに相談しながら予算や相場に合ったギフトを選べるため、初めて香典返しを用意する方にも安心でしょう。
デパートのデメリット
デパートで香典返しを購入する場合、専門のネット通販などと比べて価格が高くなる傾向があります。予算を重視したい方にとっては、同程度の品物でも割高に感じられることがあるため、商品代だけでなく、包装や配送にかかる費用も含めて比較するとよいでしょう。
また、店舗へ足を運ぶ時間が必要になることもデメリットのひとつです。葬儀後は、法要の準備や各種手続きなどで忙しくなりやすく、営業時間内に来店することを負担に感じる方も少なくありません。時間を確保しにくい場合は、デパートが運営するオンラインショップを利用する方法もあります。
さらに、送料無料のサービスが限られている点にも注意が必要です。配送に対応していても、一定金額以上の購入が条件となっていたり、配送先ごとに送料が発生したりする場合があります。遠方へ複数の香典返しを送る予定がある場合は、事前に送料や配送条件を確認しておくと安心です。
3.専門のネット通販で香典返しを購入するメリット・デメリット
返礼品を扱う専門のネット通販は、自宅にいながら品物を選べる便利さに加え、価格や種類の豊富さから人気を集めています。ここでは、ネット通販を利用するメリットとデメリットを解説します。
専門のネット通販のメリット
ネット通販の最大のメリットは、時間や場所を選ばずに注文できることです。店舗へ出向く必要がなく、ご自宅から24時間いつでも手続きができるため、葬儀後の忙しい時期でも準備を進めやすくなります。
また、複数のサイトを見比べることで、価格や品ぞろえ、サービス内容を比較できる点も魅力です。予算に合った品物を探しやすく、より幅広い選択肢の中から、相手に適した香典返しを選べることもネット通販ならではのメリットでしょう。
さらに、香典返しを扱うショップでは、弔事にふさわしい品物が豊富にそろっているほか、包装や掛け紙、挨拶状の作成といったサービスを用意していることも少なくありません。一定の条件を満たせば送料が無料になる店舗もあり、購入履歴から追加注文しやすい点も便利です。
専門のネット通販のデメリット
ネット通販のデメリットは、品物を直接確認できないことです。商品の質感や大きさ、包装の仕上がりなどは、写真や説明だけではイメージしにくい場合があります。そのため、購入前には商品の詳細やレビューを確認し、信頼できる専門店を選ぶことが大切です。
また、ショップによっては、一定金額以上の購入が必要など、利用条件が設けられていることがあります。便利さや安さだけに注目せず、最低注文金額や送料、追加注文への対応、配送日なども確認したうえで利用しましょう。
4.葬儀社で香典返しを購入するメリット・デメリット
近年は、デパートや専門店と提携し、豊富な種類のギフトを取り扱う葬儀社が増えており、葬儀を依頼した流れで香典返しを用意してもらうケースも少なくありません。ここでは、葬儀社へ依頼するメリットとデメリットをご紹介します。
葬儀社のメリット
葬儀社へ依頼する最大のメリットは、ご遺族の負担を抑えやすいことです。葬儀後は、役所での手続き、法要の準備など、短期間に多くの対応が必要になります。そのような中で返礼品を一から探し、注文や配送の手続きを行うのは、想像以上に負担が大きいものです。
葬儀社に依頼すれば、品物選びから手配まで一貫して任せられる点がメリットであり、「香典帳の整理から香典返しのリスト作成まで対応してもらえる」とイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。
ただし、リストの作成まで請け負っている葬儀社は実際には多くはありません。葬儀社によって対応できる範囲には差があるため、どこまで依頼できるかを事前に確認しておくことが大切です。
また、葬儀当日に香典返しをする「当日返し」を希望する場合も、スムーズに手配できます。当日返しでは、参列者数を見込みながら返礼品を用意する必要があり、喪主様やご家族だけで数量を調整するのは容易ではありません。葬儀社へ依頼すれば、必要数の見込みや追加対応について相談しながら準備できます。
さらに、予算に合わせた返礼品を提案してもらえる点も魅力です。香典返しは葬儀費用の一部として考える方も多く、予算とのバランスが重要になります。経験豊富なスタッフに相談すれば、香典返しの相場や地域の慣習も踏まえながら、無理のない範囲で適した品物を提案してもらえるでしょう。
葬儀社のデメリット
葬儀社のデメリットは、会社によってサービス内容に差があることです。返礼品の種類や取り扱うブランド、挨拶状の作成、配送方法、香典返しリストの作成、追加注文への対応など、任せられる範囲は葬儀社ごとに異なります。そのため、どこまで対応してもらえるのかを事前に確認することが大切です。
特に、当日返しを予定している場合や配送先が多い場合は、返礼品が不足したときの追加手配、配送先の管理など、内容を確認しておくと安心です。
5.香典返しの購入先を選ぶポイント
ここでは、購入先を比較する際に確認しておきたいポイントをご紹介します。あらかじめチェックしておくことで、「必要なサービスが付いていなかった」「予算を超えてしまった」といった失敗を防ぎやすくなるでしょう。
香典返しに適した品物が豊富
香典返しでは、タオルや洗剤、コーヒー、お菓子など、弔事にふさわしく、日常で使いやすい品物を選ぶのが一般的です。ただし、受け取る方の年代や家族構成、好みによって、適した品物は異なります。幅広い選択肢の中から選べるよう、香典返し向けの商品が豊富にそろっているかを確認しましょう。価格帯や種類が充実している購入先であれば、相手に合わせた品物を選びやすくなります。
送料無料のサービスがある
かつて香典返しは、お香典をいただいた方へ直接お渡しするのが基本でした。しかし現代は、遠方にお住まいの方に向けて配送するケースも少なくありません。そのため、送料の条件も確認しておきたいポイントです。
購入先によっては、一定金額以上の注文で送料無料になったり、全国一律送料無料のサービスを提供していたりします。一方で、配送先ごとに送料が発生する場合もあります。特に、お返しを郵送する方が多い場合は、送料を含めた総額で比較すると、予算を立てやすくなるでしょう。
掛け紙や挨拶状などのサービスがある
香典返しには掛け紙をかけ、郵送する場合は挨拶状を添えるのがマナーです。専門店や葬儀社の多くは、品物の包装から掛け紙、挨拶状の作成までまとめて対応していますが、利用できるサービスは購入先によって異なります。
また、掛け紙の水引や表書き、挨拶状の内容は、宗教や地域の慣習によって適切な形があるため、注意が必要です。不安がある方は、弔事の返礼品に詳しく、サービスが充実した購入先を選ぶとよいでしょう。
幅広い価格帯の品物がそろっている
香典返しの金額は、いただいたお香典の半額(半返し)から、3分の1程度を目安とするのが基本です。ただし、お香典の相場は故人様との関係や差出人の年齢、地域の慣習などによって異なるため、お返しの金額も一律ではありません。さまざまな価格帯の商品を取り扱っている購入先であれば、いただいたお香典の金額に応じて適した品物を選びやすいでしょう。
香典返しの金額をいくらにするかは「香典返しの値段」も参考になさってください。
希望どおりの日程で配送される
香典返しを葬儀後にお渡しする場合は、一般的に四十九日法要を終えた後、1か月以内を目安に贈ります。郵送する際は、相手が受け取りやすい日時をあらかじめ確認してから発送することもあるでしょう。そのため、希望する日程や時間帯を指定できるかどうかは、購入先を選ぶうえで重要なポイントです。注文から発送までにかかる日数や、日時指定の可否を事前に確認しておくと、安心して手配することができます。
6.香典返しの品物の選び方は?
香典返しで用意する品物には、弔事ならではの考え方やマナーがあり、一般的によく選ばれている品物や、避けたほうがよいとされるものがあります。
ここでは、香典返しに適した品物と、選ぶ際に注意したい品物についてご紹介します。
香典返しに適した品物
香典返しには、「不幸を後に残さない」という考え方から、使ったり食べたりすると残らない「消えもの」を選ぶのがマナーです。例えば、お茶やコーヒー、海苔、お菓子などの食品、洗剤やタオルなどの日用品が挙げられます。また、近年は受け取った方が好きな品物を選べるカタログギフトも人気です。
タオルについては、「消えものではないのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、タオルは毎日の生活で使う実用品であり、使い続けることで消耗していくことから、香典返しに選んでも問題ないとされています。
どの品物を選ぶ場合でも、故人様へのご厚意に対するお礼の気持ちが伝わるよう、相手の年代や家族構成、ライフスタイルにも配慮するとよいでしょう。
香典返しでタブーな品物
香典返しで避けたほうがよい品物は、大きく3つに分けられます。
ひとつめは、「お祝い事を連想させるもの」です。お酒や昆布、かつお節のほか、鶴や亀、招き猫などの縁起物がパッケージに印刷されているものも避けましょう。
ふたつめは、「現金や金券」です。金額が直接伝わるため、相手によっては失礼と受け取られる可能性があります。カタログギフトとは性質が異なるため、混同しないよう注意しましょう。
みっつめは「生鮮食品」です。消費期限の早いものや、傷みやすいものは、受け取った方に早めの消費を求めることになり、負担をかけるおそれがあります。食品を選ぶ場合は、日持ちするものを選びましょう。
7.香典返しを購入する際に押さえておきたい「掛け紙」「挨拶状」のマナー
香典返しは、購入する場所や品物だけでなく、お渡しする際のマナーにも配慮することが大切です。基本的なマナーを押さえておけば、購入先がデパートでも専門のネット通販でも、葬儀社でも、安心して用意することができます。
ここでは、香典返しを準備する際に知っておきたい「掛け紙」と「挨拶状」のマナーをご紹介します。
掛け紙は弔事用を選ぶ
香典返しの品物には、弔事用の掛け紙をかけるのがマナーです。水引は黒白または黄白の結び切りが一般的で、表書きは仏式では「志(こころざし)」が広く用いられます。ただし、西日本の一部地域では「満中陰志(まんちゅういんし)」とするなど、宗教や地域によって異なる場合もあります。
不安な場合は、宗教や地域に合わせた掛け紙を用意してもらえる購入先を選びましょう。
挨拶状(お礼状)を添える
四十九日明けに香典返しを郵送する際は、感謝の気持ちを伝える挨拶状(お礼状/添え状)を添えます。奉書紙、またはカードや便箋などに、以下の内容を記載します。
・お香典へのお礼
・四十九日法要が終わったことの報告
・故人様が生前お世話になったことへのお礼
・香典返しをお送りする旨
・締めの挨拶
なお、近年は品物と一緒に挨拶状の作成を受け付けている購入先も増えています。香典返しの挨拶状の詳しい作成方法は、「香典返しの添え状(挨拶状)」も参考になさってください。
8.香典返しをどこで買うか迷ったら、必要なサービスやサポート内容で選びましょう
香典返しは、デパートや専門のネット通販、葬儀社など、さまざまな場所で購入できます。どこで買うか迷ったときは、それぞれのメリット・デメリットを踏まえ、ご自身の状況や予算、必要なサービスに合った購入先を選ぶことが大切です。
また、購入場所だけでなく、品物の選び方や金額、掛け紙、挨拶状といった基本的なマナーにも配慮しましょう。「香典返しのマナー」の記事を参考にしながら準備を進め、不明な点があれば弔事に詳しい専門店や葬儀社へ相談すると安心です。
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