供養塔とは?建立する目的や種類、費用相場をわかりやすく解説!|葬儀・家族葬・お葬式なら「花葬儀」

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供養塔とは?建立する目的や種類、費用相場をわかりやすく解説!

供養塔とは?建立する目的や種類、費用相場をわかりやすく解説!

近年は少子化や核家族化が進むことにより、お墓参りやご先祖様の供養が困難となる家庭が増えています。それに伴い、お墓に対する価値観が変化し、合祀墓(ごうしぼ/ごうしはか)や納骨堂などの永代供養墓への埋葬や墓じまいなどを選択するケースも増加しています。

このように、お墓のスタイルが多様化する現在において注目されているのが、供養塔です。

そこで今回は、供養塔の意味、供養塔の目的や種類、また建立するときの相場などについて、詳しく解説していきます。

1.供養塔とは?

供養のための石造りの塔

供養塔とは、複数の方を合祀して永代供養するために建てられる塔のことで、寺院や霊園で広く見られます。近年では、墓じまいや改葬、跡継ぎ不在などを背景に、永代供養の受け皿として供養塔を選ぶご家族も増えています。

供養塔の起源は、平安時代末期にまでさかのごります。
供養塔はサンスクリット語でストゥーパと言われる仏塔(仏様の骨を収めた仏舎利)に由来しており、「卒塔婆」の語源にもなっています。

また、供養塔はおもに、天災や戦争などで多くの命が失われた際に、引き取り手がない、もしくは身元不明の不特定多数の無縁仏を合祀する際に、冥福を祈るために建立されますが、分散したお墓を合祀で供養する際や、「供養のための会」を行ったという証として建立されることもあります。

2.供養塔を建立する目的とは?

供養塔を建立する目的とは

供養塔を建立する目的は、大きく次の3つに分けられます。

多数の方を供養するための供養塔

天災や戦争などで多くの方が亡くなった場合、引き取り手が見つからない遺骨などを供養するため、多くの人がお金を出し合って建立したり、慰霊のためや、過去の悲劇を忘れることのないよう、行政がモニュメントとして建立したりする場合があります。

お墓の維持が難しい場合の供養塔(跡継ぎ不在・墓じまい)

現代の家族事情では、先祖のお墓を供養し続けることが困難となる場合が多く、寺院や個人が供養塔を立てることが増えてきています。以下に、その代表的なケースについて解説します。

永代供養を背景に建立するケース

近年、少子高齢化や核家族化、転勤や単身世帯の増加といった社会変化により、従来の「先祖代々のお墓を子どもが守る」という考え方が難しくなってきています。後継者不在が原因でお墓を手放す家庭は増加傾向にあり、こうした背景から「共同で管理される供養塔(永代供養塔)」を多くの方が検討しているのです。

そのため、寺院や霊園が、永代供養墓である合祀墓納骨堂の他に、新たに供養塔を建立するケースが増えてきています。お寺で管理される永代供養塔はお骨を安置するだけではなく、一定期間法事やお彼岸などの供養を行った後、多くは、ご遺骨を土に返し供養されるため、ご家族の負担も少なくなるでしょう。

お墓をまとめるケース

お墓が経年劣化してきた、遠方で管理ができない、少子化や跡継ぎの不在などにより、各地に点在した先祖のお墓をまとめてお祀りする際に、新たなお墓ではなく供養塔を立てる場合があります。

実は、厚生労働省の「衛生行政報告例」によれば、2023年度における全国の改葬件数は約 16万件を突破し、過去最多を更新しました。ご家族が遠方のお墓を維持できず「供養塔」へ移行を検討される背景には、こうした改葬の増加傾向があるようです。

ご先祖様を丁寧に供養するための供養塔

次のような場合で、ご先祖様をより丁寧にお祀りしたいときに供養塔を建立されるご家族もいらっしゃいます。

古い墓石が増えた場合

ご先祖様の霊をより手厚く供養するために、墓石と並べて供養塔を建立することができます。
また、先祖代々続くお墓の敷地内には、古くなった墓石や、誰が埋葬されているのかわからなくなった墓石などが混在しているケースがあります。その場合、古い墓石をまとめて新たに供養塔を建立し、供養することもあります。

分家をする場合

分家をすると、本家のお墓にご先祖様が祀られているため、分家は供養することができません。そのため、分家側がご先祖様への感謝の気持ちをこめて祀り供養するために、先祖供養塔を建立される方もいます。

3.供養塔の種類

供養塔の種類

供養塔には、寺院が建てるものから個人で建立するものまで、いくつかの種類があります。ここでは、代表的な5種類を解説します。

五輪塔(ごりんとう)

供養塔の中で代表的なものが五輪塔です。5つの石材パーツで構成されている塔で、上から順に宝珠型(上部がとがった団子のような形をしている)の「空輪」、半円形の「風輪」、三角形の「火輪」、円形の「水輪」、四角形の「地輪」と呼ばれる石材が積み重なる形で造られています。

この5つの階層は、仏教において宇宙の構成要素である五大(上から空・風・火・水・地)を表しています。五大の思想は、もともとインドから日本に伝わったもので、五大を五輪として表した塔が五輪塔です。人間を表しているとも言われており、上から「空輪=風輪~地輪を融合し調和した状態」「風輪=呼吸」「火輪=体温」「水輪=血液」「地輪=肉体」で構成されていると考えられています。

宝篋印塔(ほうきょういんとう)

元々は経典「宝篋院陀羅尼経(ほうきょういんだらにきょう)」を収めるためのものでしたが、時とともに供養塔の役割をするようになりました。100年以上前に亡くなった先祖を供養するためのお墓で、上から「相輪・笠・塔身・基礎」という構成で造られており、塔の真ん中でくびれた形をしています。

石塔婆(いしとうば)

表面にサンスクリットの梵字(ぼんじ)が刻まれているのが特徴です。お墓の後ろに建てられる卒塔婆(そとうば)と形が似た石の板で作られているので、板碑(いたび)とも呼ばれています。鎌倉時代以降に多く造られた供養塔で、埼玉県においては青石塔婆(緑泥片岩で作られた塔婆)が多いのも特徴といえます。

無縫塔(むほうとう)

原則僧侶のお墓とされ、一番上に笏(しゃく)のような石を加工したものが乗っているのが特徴です。ひとつの石から継ぎ目なく作られているため、無縫塔と呼ばれます。また、卵のような形をしていることから、卵塔と呼ばれることもあります。

多宝塔(たほうとう)

多宝塔とは、仏塔の建築様式で造られた石塔です。供養塔以外にも、同じ形状の木造大型建築物を見つけることができます。上から、四角形、円筒形、四角形の構成で、上の四角形の角が上向きに反り、屋根の部分から相輪という細い棒が伸びた形状をしています。

五輪塔、宝篋印塔、石塔婆、無縫塔、多宝塔は、それぞれ石材(花崗岩・御影石等)や彫刻の有無・刻字の内容・納骨数によって費用や設置条件が異なります。設置検討時には「石材の等級」「刻字の内容」「収骨可能数」「将来の増設可否」などを確認しましょう。

4.供養塔の費用相場は?お墓との比較

供養塔の費用相場をお墓と比べて解説します。

お墓の費用相場

墓石の場合は、素材や加工のオプションを付けるかどうかによりかかる費用はさまざまですが、60万円以上の費用がかかります。和型墓石だけで見ると平均相場が約200万円といわれていますので、かなり高価なものも存在することがわかります。

また、お墓は、持ち家などと異なり、墓石を立てる区画の敷地を購入することができません。従って、区画の土地を使用するための権利費用として、永代使用料を支払う必要があります。永代使用料は初回の契約時に寺院に払う必要があり、60万円~100万円ほどかかります。

お墓の費用を考える際には、永代使用料と墓石購入額を合わせた金額(平均約170万円)を用意しておくとよいでしょう。

供養塔の費用相場

費用は規模や石材によって変わりますが、永代供養料や合祀の形式によっても総額が異なります。このように、供養塔はその用途がさまざまであるため、価格の相場を特定することが難しいといわれています。

あくまでも目安としてお伝えすると、需要の多い五輪塔などは取り扱いが多いため、20万円ほどで建てることができますが、装飾の多い多宝塔や宝篋印塔などは技術的に難しいとされ、100万円を超えるものもあります。

ご自分で供養塔を建立される場合は、建立費用に加え、永代供養料、維持管理費の内容・合祀のタイミング・年間管理費用についても事前に確認しておきましょう。

5.供養塔とお墓(墓石)との違い

供養塔とお墓(墓石)との違い

供養塔とお墓(墓石)の違いは、「供養の対象」と「目的」にあります。

お墓(墓石)は、故人様ごとに建立するのが一般的で、祖父母や親、兄弟、遠い祖先など、親類縁者などの家族単位で建立します。「○○家の墓」と刻まれるのはそのためです。

一方、供養塔は、複数の方を合祀して永代供養を行うために建てられる点が特徴です。災害などによって多くの死者を祀るために建てることが多く、お墓をまとめなければならない場合などに、個人が建てることもあります。

また、供養塔は、合祀形式であるため個別管理のお墓と比べて、費用を抑えやすいという特徴もあります。ただし、ご遺骨を後から取り出すことが難しい場合があるので、合祀のタイミングやご遺骨の取り扱いについては事前に確認が必要です。さらに、お墓はご家族が定期的に管理しますが、供養塔は寺院や霊園が維持管理を行うためご家族の管理負担が少ない点も大きく異なります。

6.供養塔(五輪塔)に刻まれる文字と宗派ごとの違い

先ほど触れた五輪塔には、形だけでなく刻まれる文字にも宗教的な意味があります。五輪塔の表面には5つの文字が刻まれますが、仏教の宗派によって刻まれる文字は以下のように異なります。

真言宗

弘法大師を開祖とし、平安時代初期に体系化した「真言密教」を教義とする宗派が真言宗です。五輪塔の表面に掘られる文字はサンスクリット語で、上から「キャ・カ・ラ・バ・ア」の梵字を刻みます。

禅宗系

禅宗は臨済宗・曹洞宗・黄檗宗の三宗に分類されています。この日本の三大禅宗においては、五輪塔に梵字で上から「空・風・火・水・地」と刻みます。

日蓮宗

日蓮上人が鎌倉時代に開いた宗派が日蓮宗です。五輪塔には、上から「妙・法・蓮・華・経」と刻みます。

天台宗

最澄が日本に伝えた大乗仏教の宗派が、天台宗です。五輪塔には、禅宗と同様に上から梵字で「空・風・火・水・地」と刻む、もしくは日蓮宗にみられる「妙・法・蓮・華・経」と刻みます。

浄土宗

法然を開祖とする鎌倉時代に成立した宗派が、浄土宗です。五輪塔には、上から「南無・阿・弥・陀・仏」と刻みます。

浄土真宗

親鸞を開祖とする鎌倉時代に開かれた宗派が、浄土真宗です。「他力本願」すなわち「南無阿弥陀仏と唱えるだけで極楽浄土に渡れる」とされる親鸞聖人の教えは、供養のための五輪塔は不要とされていますが、「開祖の親鸞聖人のお墓は五輪塔である」ということから開祖にならい五輪塔を立てることも可能です。その場合、上から「南無・阿・弥・陀・仏」と刻みます。

7.日本各地にある供養塔

日本各地にある供養塔

供養塔は宗派や地域によって形や役割が異なるため、日本各地でも特徴的な供養塔を見ることができます。ここでは、日本各地にある代表的な供養塔を3つご紹介します。

原爆供養塔

1945年8月6日に広島に投下された原爆の多くの犠牲者のうち、身元不明の方が運ばれたのが現在の広島平和記念公園です。原爆投下のあった翌年には、市民の寄付によって、公園敷地内に供養塔などが建立されました。

戦後の1955年に現在の供養塔は改築され、その際に、広島市内各地に散在していた身元不明の遺骨も新たに供養塔に集められ供養されました。

高野山奥の院の供養塔

和歌山県の高野山奥の院には、徳川吉宗・武田信玄・伊達政宗・明智光秀などのお墓や供養塔が、約20万基建てられています。

東日本大震災物故者供養塔

東日本大震災物故者供養塔は、東日本大震災で犠牲になった人たちを弔うための供養塔で、東北各地には、この他に東日本大震災津波物故者慰霊塔、海難慰霊聖観音像、慰霊碑、地蔵尊など多くの祈りのシンボルが建立されています。

そのほかにも、災害慰霊塔・動物供養塔・偉人供養塔など多様な供養塔が各地域で見られます。

8.供養塔に関するQ&A


A.供養塔に納骨した後でも、個別にご家族だけで法要やお参りを行うことは可能です。

ただし、供養塔は合祀形式であることが多く、個別墓所のような専用区画が設けられていない場合があります。そのため、個別法要を希望される場合は、お寺や霊園に事前予約が必要になることがあります。特に年忌法要や祥月命日のお参りをご希望の場合は、読経の可否や費用、利用時間をあらかじめ確認されると安心です。


A.供養塔は寺院が屋外の塔を永代的に管理する供養方法で、ご家族の管理負担が少ない点が特徴です。一方、納骨堂は屋内施設であり、参拝しやすい反面、納骨期間に期限があるタイプも多く、一定期間後に合祀へ移行する場合があります。

どちらも跡継ぎ不要で管理負担を減らせますが、ご家族の価値観や生活環境に合わせて選ばれるとよいでしょう。


A.供養塔は管理負担が少なく、費用も抑えられる点が大きなメリットですが、気をつけるべき点もあります。

たとえば、供養塔では合祀を前提とするため、一定期間の供養後はご遺骨を個別に取り出せないことがあります。また、お墓参りの場所がご家族の思い出の地とは異なる点に寂しさを感じる方もいます。こうした点を避けるには、供養塔の「合祀時期」「個別供養の可否」「法要の実施方法」などを事前に確認し、ご家族で丁寧に話し合って選ぶことが大切です。

9.個人で供養塔を建立する場合は寺院や葬儀社に相談を!

個人で供養塔を建立する場合

供養塔とは墓石と同じように亡くなった方を供養するための石造りの建造物ですが、墓石とは異なり、おもに災害など多くの方が亡くなった場合や、合祀など複数の方を一度に弔うために建てられます。

しかし、少子化や核家族化が進み暮らしが変化したことで、供養の形も変わりつつあります。遠方のお墓や複数のお墓を管理することが困難となるケースなどにおいては、個人でも供養塔を建てる方や供養塔での永代供養を希望される方が増えています。

供養塔は宗教・宗派の制限もなく比較的安価に建てることができるため、供養塔の建立を検討される場合は、お寺などに相談されるとよいでしょう。花葬儀でもアドバイスさせていただきますので、無料の事前相談までお気軽にご相談ください。

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