訃報の連絡をするタイミングや順番・範囲、方法は?シーン別の文例も紹介
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- 【 葬儀・葬式の基礎知識 】

大切な方が亡くなられたときに、ご家族がまずしなければならないことは、故人様に関係する方々に訃報(ふほう)の連絡をすることです。人の死は突然訪れるものであるため、気が動転したまま進めることで、意図せぬトラブルを招く可能性もあります。
今回は、訃報の連絡をするタイミングや順番・範囲について詳しく解説するとともに、シーン別の訃報の文例もご紹介します。いざというときに慌てないためにも、ぜひ参考になさってください。
1.そもそも訃報とは?

「訃報(ふほう)」の意味は、「死亡の知らせ」です。どなたかが亡くなったことを知らせることを訃報と呼びます。したがって本来は、訃報と葬儀の案内とは、違うものなのです。
ただし、実際には、訃報の連絡に葬儀の案内が含まれているものが多く見られます。厳密には意味は異なっていますが、現代においては、葬儀の詳細を知らせる案内も訃報と呼ぶようになっています。
2.訃報の連絡は誰がする?
訃報の連絡は、喪主様が行うのが基本です。第三者に頼むと情報が正しく伝わらない懸念がありますし、受け取る側が失礼に感じるかもしれません。
しかし、喪主様は、葬儀の準備に追われて連絡する時間がとれないこともあるため、連絡先が多いときなどには、ご家族で連絡を分担してもよいでしょう。喪主様以外の方が連絡する際は、「本来は喪主の○○からご連絡を差し上げるべきところですが」と、ことわりの言葉を入れるようにします。
3.訃報を連絡するタイミングと伝える内容は?
訃報を連絡するタイミングには、「亡くなってすぐに連絡する」「葬儀の詳細が決まってから連絡する」「葬儀が終わってから連絡する」の3つがあります。
それぞれのタイミングで、伝えるべき内容をご説明します。
亡くなってすぐに連絡する場合
故人様が亡くなられた事実(必要があれば、日時や場所など)を連絡します。駆けつけてほしい方には、場所や連絡先も伝えましょう。
葬儀の詳細が決まってから連絡する場合
葬儀の詳細が決まってから連絡する場合は、故人様が亡くなったこと(氏名と亡くなった日時など)に加えて、以下のことを伝えます。
・喪主様の氏名や故人様との間柄
・通夜や葬儀の日程や場所
・葬儀に関する問い合わせ先
・葬儀の形式や宗教・宗派(必要があれば伝えます)
・お香典や供花・供物の対応(申し込みの連絡先、辞退する場合はその旨を伝えます)
故人様の死因については、無理に伝えなくてもかまいません。
葬儀が終わってから連絡する場合
葬儀が終わってから連絡する場合は、下記のことを伝えます。
・故人様が亡くなったこと(故人様の氏名と亡くなった日時など)
・喪主様の氏名と故人様との間柄
・小規模な葬儀を選んだこと
・参列いただけなかったことへのお詫び
・無事に葬儀を終えた報告
故人様が生前にお世話になったことに対する感謝の気持ちも伝えると、より丁寧な印象となるでしょう。
ご不明な点がある方は、お気軽にお問い合わせください
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4.訃報を連絡する順番・親族の範囲は?
訃報を連絡する順番は、前にご説明した3つのタイミングによって違ってきます。
それぞれのタイミングで連絡するご親族の範囲にも触れながらご説明します。
亡くなってすぐに連絡する場合
1.家族や近親者
最初に訃報を伝えるのは、ご家族や関係の深いご親族です。具体的には、配偶者や子ども、孫、兄弟姉妹などです。遠方にいるご家族には、葬儀に来る日程の調整をする必要があるので早めに連絡をするとよいでしょう。また、故人様が特に親しくしていた友人・知人などには、気持ちの整理もありますから優先してお知らせしてください。
2.葬儀会社
故人様を安置する場所や方法を決めるために、葬儀会社に連絡をします。葬儀を行う葬儀会社が決まっていない場合も、安置のみを行う葬儀会社もありますから、確認も含めて葬儀会社に連絡をしましょう。
3.ご親族
故人様の臨終に立ち会っていなかったご親族に連絡をします。ご親族の範囲は、法律上は6親等内の血族と配偶者、3親等内の姻族とされていますが、葬儀の連絡をするご親族の範囲は3親等程度が目安です。具体的には、祖父母、曾祖父母、曾孫、伯父(叔父)、伯母(叔母)、甥、姪などが該当します。
4.菩提寺(ぼだいじ)
菩提寺がある場合は、葬儀で読経をお願いするため、故人様が亡くなったことを連絡しておきます。
5.勤務先
故人様が会社などで勤務をしていた場合には、仕事に影響が出るため喪主様が故人様の勤務先に連絡を入れます。また、喪主様が仕事をしている場合は、葬儀の準備や実施のために出社できなくなるため、自分の勤務先などに連絡を入れます。
会社・職場に家族葬の連絡をする際のマナーについては、「家族葬を会社に連絡する方法」の記事が参考になります。
6.故人様が近々会う予定の方など
故人様が近々会う予定のあった方がわかる場合には、連絡先を探して、できるだけ連絡をするように努めます。
葬儀の詳細が決まってから連絡する場合
葬儀の詳細が決まってから連絡する場合は、一般葬と家族葬の場合とで、連絡する順番が変わってきます。
一般葬の場合
1.3親等程度までのご親族
亡くなってすぐに故人様の訃報を伝えたあと、葬儀の詳細が決まったならば重ねて連絡をします。
2.友人・知人、会社関係などの方
故人様が普段から頻繁に連絡を取り合っていないような相手であれば、葬儀の詳細が確定した段階で訃報とともに葬儀の詳細を伝えても失礼にはならないでしょう。
3.ご家族の会社や学校関係などご家族が知らせたい方
ご家族が葬儀に参列してほしいと考える方に葬儀の詳細をお知らせします。
4.地域の関係者
お世話になっている近所の方や町内会などには、葬儀の日程や場所などが決まってから訃報を伝えます。
地域によっては、葬儀を地域一丸となって行う場合もあります。そうした地域では、関係者へ迅速に伝えるようにしましょう。
家族葬の場合
1.葬儀に参列してほしいご家族やご親族
取り急ぎ故人様の訃報を伝えたあと、詳細が決まったら葬儀の案内をします。
2.葬儀に参列してほしい故人様の友人・知人
葬儀に参列してほしい故人様と親交の深かった友人・知人の方に葬儀の詳細を連絡します。
参列を遠慮していただく方には、葬儀の詳細は告げず訃報のみ連絡する、もしくは葬儀後に訃報連絡を行う方法があります。家族葬をする場合の連絡マナーや注意点は「家族葬の連絡」で詳細を解説しておりますので、どうぞご参照ください。
葬儀が終わってから連絡する場合
ご親族には事前連絡が必要ですが、生前あまり交流のなかった方については、やむを得ず葬儀後に訃報をお知らせするケースもあるでしょう。
葬儀が終わってからの訃報連絡は、関係性の深い方(ご親族、ご友人など)から連絡するのが一般的です。連絡方法や文例については「家族葬の事後報告」も参考にご覧ください。
5.訃報を連絡する方法は?
訃報の連絡方法は、相手との関係性や状況によって使い分けることが大切です。こちらでは、主な連絡手段についてご紹介します。
電話
故人様の訃報をいち早く伝えなければならない場合は、電話を使うのが基本です。ご親族などに故人様が亡くなったことを知らせる訃報は、一般的に電話を使い口頭で伝えます。故人様と縁の深かった方や葬儀社、菩提寺などへの連絡も電話で行います。
喪主様が忌引きで仕事を休む際は、勤務先への連絡も電話で行うと丁寧でしょう。
はがき・封書
葬儀の日時や場所などの連絡は、はがきや封書を使って行うことが正式な方法です。
なお、故人様の友人や知人など親交が深かった方々や生前お世話になった方々に、ご親族が故人様の訃報を文書で伝えることを死亡通知と呼びます。死亡通知は訃報連絡の一つですが、主に書面で行う正式な知らせであるのが特徴です。
一般的には「はがき」が使われますが、「カードを入れた封筒」を郵送する場合もあります。
メール・LINE・SNS
最近はメール・LINE・SNSを使って故人様の訃報を伝えるケースも多くなりました。メール・LINE・SNSでの連絡は、マナー違反だとされる場合もありますが、相手との関係性や普段の連絡方法などを考慮して採用するならば、それらも有効な連絡方法だといえるでしょう。
6.訃報を連絡する文例をシーン別に紹介
訃報を連絡する具体的な文例をシーン別にご紹介します。
電話で訃報のみを連絡する場合の文例
【文例】
〇〇〇の長男の〇〇〇でございます。
実は、以前から闘病していた父が今朝方息を引き取りました。
取り急ぎご連絡をと思い、お電話をいたしました。
葬儀の日時や場所については、これから決めていく予定でおります。
確定いたしましたら、あらためてご連絡をさせていただきます。
なお、折り返しのご連絡は〇〇〇(連絡先)までお願いいたします。
葬儀の詳細を連絡する場合の文例
葬儀に参列いただきたい方にメールなどで会場等の詳細を連絡する場合は、以下のような文面を送ります。
【文例】
ここに生前のご厚誼を深謝し謹んでお知らせ申し上げます
追って葬儀告別式を下記の通り執り行います
記
通 夜 式 〇月〇日(〇) 18時00分より19時00分
葬 儀 告 別 式 〇月〇日(〇) 10時00分より11時00分
葬 儀 式 場 名称:〇〇斎場
住所:東京都〇〇区東海1-3-1
喪 主 〇〇 〇〇 (長男)
〔葬儀社〕 株式会社LIVENT 『花葬儀』
東京都品川区南大井3-28-10-3階
TEL:0120-878-339 FAX:03-6423-0576
なお弊社「花葬儀」では、葬儀会場までの行き方がわかる「地図付き訃報連絡書」を作成しております。ご希望の方はお気軽にご相談ください。
葬儀が終わったことを報告する場合の文例
手紙、もしくははがきで事後報告を行う場合は、以下の文例を参考になさってください。儀礼的な文書のため、縦書きで書くのが基本とされています。
【文例】
早速 お知らせ申し上げるべきところでございましたが
御通知が遅れましたことを深くお詫び申し上げます
葬儀は近親者により〇月〇〇日 滞りなく相済ませました
生前のご厚情を深謝し衷心より御礼申し上げます
令和〇年〇月(投函月)
住所
〒〇〇〇‐〇〇〇〇
東京都〇〇区〇〇‐〇〇〇
〇〇〇(名前)
注)「衷心より」の「衷心」は「ちゅうしん」と読みます。心から、真心からといった意味です。
7.訃報連絡の順番や範囲を整理しておきましょう
訃報を知らせる範囲、連絡する順番、そして言葉の選び方などについて、大切な方を亡くした悲しみの中で考える余裕はなかなかありません。しかし、故人様を心を込めてお見送りするためにも、訃報の連絡をスムーズに進めることが望まれます。
もしものときにも慌てず、ゆとりを持って訃報の連絡ができるように、事前に訃報の連絡をする順番や範囲などを整理しておくことが大切でしょう。
花葬儀では、経験豊富なスタッフがお客様の疑問などにお答えしサポートいたしますので、訃報の連絡方法に関してもお気軽にご相談ください。











