お客様インタビュー

葬儀を終えられたお客様に、花葬儀でのご葬儀について感想をお伺いしました。

増上寺でご主人のご葬儀を行ったお客様

故人様:男性 58歳
場 所:増上寺
プラン:一般葬
会葬者数:
親族:7名 一般:200名

58歳で亡くなった夫の葬儀は、老後がなかった夫への贈り物。心を込めて見送ることで、コロナ禍でも「やってよかった」と思える一般葬となりました。

増上寺でご主人のご葬儀を行ったお客様"

故人様:男性 58歳
場 所:増上寺
プラン:一般葬
親族:7名 一般:200名

花葬儀を選んだ理由

真摯に話を聞いてくださった花葬儀のプランナーさん。「この人に頼るしかない」と思いました。

夫は食道がんを患い、闘病生活わずか9ヶ月で亡くなりました。病気が見つかった時はかなり進行した状態ではありましたが、ずっと仕事を続けていましたし、年単位の治療が続くのだろうと思っていたんです。ところが、風邪をひいて肺炎で入院したときに肝臓に転移していることがわかり、担当医からは「来週が山かもしれない。長くてもあと2~3ヶ月」といわれてしまいました。

葬儀の用意を考えておいた方がよい状態であることを告げられた私は、あまりのショックで眠ることもできませんでしたが「今、私にできることを…」と考え、葬儀屋さんに相談してみることにしました。

インターネットで検索して、まずはトップに出てきた葬儀屋さんに電話をして事情を説明しましたが、そこでは電話の一次取り次ぎしかやってもらえず…。後から電話をかけてきた担当者には私が伝えた情報が何一つ伝わっていなかったこともあり、ここはダメだと思いました。

そこで、2番目に出てきた花葬儀さんにすぐに電話してみることにしました。きれいな名前だったので、印象がよかったというのもありますね(笑)。そのときに電話に出られたのがプランナーの大澤さんでした。深夜だったにもかかわらず、親身になって私の話を聞いてくださり「もしものときにはすぐに伺います」ともおっしゃっていただいたので、心強かったです。

そのわずか5日後に主人が亡くなってしまい…。大澤さんにご連絡したところ、すぐに駆けつけてくださいました。話し方がすごくやわらかくて、とても感じのよい方という印象でしたね。また、スムーズに事を進めてくださったこともあり、気持ちに余裕がなかった私は「この人に頼るしかない」という感じで迷わずお願いすることにしました。

花葬儀を体験して良かったこと

娘と私のわがままを全て聞き入れてくださった花葬儀さんに、感謝しています。

いろいろと初めてのことばかりでしたが、大澤さんが的確にアドバイスしてくださったおかげで素敵な葬儀になりました。

まず、葬儀の場所を決めるのにいろいろ悩みました。参列してくださる方の負担を考えると、自宅のある千葉県ではなく会社がある東京都内で葬儀を行ったほうがよいと思ったのですが、読経をお願いしたかったのは埼玉県にいらっしゃるご住職だったので迷ってしまって。でも、大澤さんが難しい調整を行ってくださいました。

すぐにお寺と連絡をとってくださったおかげで、ご住職が都内まで来てくださることになり、主人が勤めていた会社の近くにある増上寺でお通夜も葬儀も行うことができました。

また、コロナが増え始めた頃だったので、参列者数の予想や受付をお願いする方との打ち合わせなど、大澤さんが会社の人との間に入って全て対応してくださいました。私には気持ちにも時間にも余裕がなかったので、本当にありがたかったです。

祭壇も、フラワーデザイナーの方が、父親と仲が良かった娘の「明るい祭壇にしたい」という希望を聞いて、素晴らしいデザインにしてくださいました。サンプルの祭壇には、真っ白な花のみでラインが作られていたのですが、娘の希望は「後ろに飾られた金魚草と同じ色のカーネーションで、オレンジ色、黄色、赤色などのグラデーションを取り入れたラインにしたい」というものでした。その結果、胡蝶蘭などの白い花が映えてラインがはっきりしたので、真面目で正義感のある主人らしさを表現した理想の祭壇になったと思います。

あまりにも綺麗で、思わず写真をたくさん撮りました。葬儀なのでビデオを撮ることは控えましたが、今思えば撮っておいてもよかったかな?と思えるほどの素晴らしさでした。

私たち母娘のこだわりを全部聞いてもらうことができ、花葬儀さんにしてよかったと思っています。

-ご主人様はどんな方でしたか?

会社一筋で真面目な主人は、部下や会社の将来をいつも見据えて考え行動する人でした。

生前のご主人のお写真
仕事一筋だったご主人様

会社一筋といってもいいくらい、とにかく真面目な人でした。いつも本を読んで熱心に勉強していましたね。

仕事に没頭していた主人ですが、ドイツに転勤になったときには、ドイツ人の働き方を目の当たりにしてすごく刺激を受けていました。たとえば、週2日は半日勤務、それ以外は16時で終わり、夏休みは一ヶ月。それでも仕事をきちんとやる様子を見て、帰国後は、そこで体験した新しいことを会社にどんどん取り入れたようです。

「新しい取り組みは、上の者がやっていかないと皆がやりにくいだろう。育児中の女性などは通勤時間がなければその分楽になる。これからは日本もそういう時代になる」といって、5年ほど前から率先して在宅勤務を始めていました。未来を予想し部下の「働きやすさ」を考えて行動できる人だったのだと思います。

まだまだ取り組みたいこともあったのでは?と思うと、せめて60歳の定年まで働かせてあげたかったですね。

何事にも全力を注いだ主人。20キロものジョギングも毎週楽しんでいました

お子様といっしょに大会にも参加
お子さんと一緒に大会にも参加

主人は、高校生のときからジョギングを続けていました。走ることが一番スッキリするみたいで、毎週末に必ず20キロ走っていたので、結婚してから1キロも太ることはなかったです。ゴルフも好きだったので、休日は朝4時からゴルフに行くことも多くありましたが、その翌日も休むことなく20キロ走っていたので、本当に好きだったのだと思います。

また、主人はフィルムカメラもとても好きで、転勤で海外にいたときには明け方や夕暮れ時にお気に入りの場所に行ってよく撮影していました。フィルムカメラで撮影するとノスタルジックな淡い色合いを出すことができるので、同じ景色でも特に色にこだわっていましたね。撮りたい色が現れる瞬間を狙って撮影した写真は、色味が幻想的で素敵だったので、ずっと部屋に飾ってあります。

自分のことより家族のことを心配し見守ってくれる、優しいお父さんでした。

家族で撮られたお写真の数々
家族で撮られたお写真の数々

夫は、とても家族思いの人でした。仕事で海外駐在になったときも、家族全員で夫についていったんです。イギリスには5年8ヶ月。ドイツには2008年から4年間赴任しましたが、息子は高校2年生、娘はまだ小学校5年生だったので、優しいお父さんとの思い出をたくさん作ってあげることができて、よかったと思います。

今振り返ると、夫の優しさは日常の中にたくさんあったんだなあと感じます。毎朝5時に起きてシャッターを開け、冬は暖房をつけ、新聞をとってきてくれていました。それが当たり前の毎日だったので、夫が亡くなってから、朝真っ暗な寒い部屋に降りてきたときに「あぁ、もう夫はいないんだなあ」と実感し、悲しみがこみ上げてきます。

病気になってからも「娘の行く末だけは見届けたいなあ」と大学生の娘のことを心配していましたし、亡くなる前夜もベッドからムクッと起き上がって、つらい状態だったにもかかわらず私にいろいろなことを話してくれました。「俺が死んだらこの人に連絡して欲しい」と会社関係、友達関係の連絡先、それと銀行と証券会社の口座番号なども教えてくれて・・・。

そして、最後に「葬式をやると人がたくさん来て大変だと思うけれど、俺は死んじゃってわからないから、好きにやってよ」と言ったんです。いろいろ希望を言うと大変だろう、と亡くなる間際まで私を気遣ってくれたのだと思います。最後まで私たち家族を大事に思ってくれた夫に感謝しています。

こんなご葬儀でした

増上寺に彩られた美しく圧巻の祭壇

ホールに飾られたご主人の想いでの数々のお写真
  • コロナ禍でのご葬儀
  • コロナ対策万全で臨んだご葬儀

お式への要望

会社近くの葬儀場で、仕事一筋だった夫に近しい人たちと一緒に見送りたい。

〇 会社からの参列者の皆さまに負担のないように、会社近くで葬儀を行いたい。
〇 埼玉県にある菩提寺のご住職に読経をお願いしたい。
〇 コロナ禍で通夜振る舞いができない代わりに、参列者の皆様に手土産を持って帰っていただきたい。
〇 真面目なきっちりとした人だったので、その人となりが伝わるような花祭壇にしたい。

実際のご葬儀

〇 花祭壇のライン箇所にご要望いただいた色花を取り入れたことで、グラデ―ションラインが印象的な明るく美しい祭壇となりました
〇 メモリアルコーナーでは思い出のお写真をパネルにし、アレンジ花をご用意しました。
〇 しっかりと感染対策を行い、ソーシャルディスタンスを保った中で葬儀を行ったため、コロナ禍でも安心して参列していただくことができました。

-葬儀を終えての感想はいかがですか?

コロナ禍でも安心して葬儀を行うことができ、花葬儀さんに感謝しています。おかげで気持ちに区切りをつけることができました。

ちょうどコロナが始まったときだったので、最初は葬儀を行っていいものかどうか迷いました。でも、息子が「お葬式は招待するものではないから、来てくれる人だけでやればいいのでは?」と言ってくれたので、行う決心がつきました。

通夜振る舞いは控えることにしたのですが、「来てくださった方に何もしないというのも申し訳ない」という気持ちを大澤さんに伝えたところ、主人が好きだったビールと「まい泉のヒレかつサンド」を持ち帰っていただくことを提案してくださいました。

また、式場では1脚おきに椅子に座っていただき、ドアは全開にして換気、扇風機を回してくださいましたし、当時は消毒やマスクが手に入らない時だったにもかかわらず、きちんと手配してくださいました。そのような様子を見て、夫の母や兄弟も安心してくれたようです。

子どもたちは悲しくてぽろぽろ泣いていましたが、会社の方たちや子どもたちの友達にもたくさん来ていただくことができましたし、花葬儀さんがすごく立派なお式をしてくださったので「私のお父さんは立派だったのね」と自信を持てたのではないかと思います。

夫が58歳の若さで亡くなったことはすごく悲しいことでしたが、最後にこのような満足できる葬儀で見送ることができたので、花葬儀さんには本当に感謝しています。ありがとうございました。

エピソードとお写真、映像は、ご家族様のご許可をいただいて掲載しております。

担当プランナーメッセージ ~ご葬儀を終えて~

奥様、ご家族様のお考えを最大限にデザインしました。

担当プランナー大澤雅臣
大澤 雅臣
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お仕事が海外や国内と幅広く活躍されていたご主人様。そんなご主人様でも、忙しいからと言って奥様に委ねる事はせずご主人が全て考えて行動されていたとお打合せ時に伺いました。
仕事のご活躍、お子様たちとの大事な時間、奥様との息抜きなどおそらくいろいろな場面を切り替えてお過ごしされていたのであろうとお話を聞き感じました。

ご葬儀では奥様、ご家族様のお考えを最大限にデザインさせて頂き、コロナ禍でお集り頂いた皆様へのご配慮も忘れずに対応いたしました。
ご不安の中、最初のお電話から始まり最後、式場でのご散会までご同行できたこと有難く思います。 私共の考えにあります「お客様を全力でサポートをすること」を今後も忘れずに過ごして参ります。 メッセージを有難うございました。

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