一日葬の参列マナー|服装・お香典・食事・注意点を解説
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- 【 葬儀・葬式のマナー 】

一日葬に参列することになり、「服装はどうすればよいのか」「香典は必要なのか」「何時に行けばよいのか」と迷っていませんか?一日葬は通夜がないため判断に迷いやすいものの、参列マナーは一般葬と同じで問題ありません。
本記事では、一日葬の参列マナーについて、服装・香典・当日の流れまで、初めての方でも迷わないようにわかりやすく解説します。
■一日葬の参列マナーまとめ
・服装:喪服(一般葬と同じ)
・お香典:持参する(辞退があれば不要)
・到着時間:開始10〜15分前
・焼香:一般葬と同じ
・食事:精進落としが行われることが多い
1.一日葬とは?

一日葬とは、通夜を省略し、葬儀・告別式から火葬までを1日で行うお葬式のことを指します。一般的なお葬式の場合は1日目に通夜、2日目に葬儀・告別式と火葬というスケジュールですので、「通夜を行わない」というのが一日葬の最大の特徴といえるでしょう。
一日葬は、家族葬と同様に、身内だけでのお見送りとなることがあります。しかし、ご親族以外に故人様の友人・知人など幅広い方が参列する場合でも、通夜を行わずに1日で終了するのであれば一日葬と呼ばれます。
参列する際は、案内状で開始時刻やお香典の辞退の有無、食事の案内を事前に確認しておくと安心です。
2.一日葬の流れは?
一日葬の流れは、通夜がない点を除き、一般葬とほぼ同じです。参列者が把握しておきたい当日の流れは以下のとおりです。
・納棺:故人様を棺に納めます
・葬儀・告別式:読経や焼香が行われます
・出棺:火葬場へ向かいます
・火葬:火葬後に収骨を行います
・精進落とし:参列者へ食事が振る舞われます
このように、一日葬は通夜を行わないだけで、一般的なお葬式と流れは同じです。一日葬についてさらに詳しく知りたい方は、「一日葬とは」の記事もあわせてご覧ください。
3.一日葬に参列するときの服装のマナー
一日葬でも喪服を着用すれば問題なく、一般葬と同じ服装で失礼にあたることはありません。礼節を欠くような服装にならないよう、マナーはきちんと守りましょう。
ここでは、一般葬に参列する際の服装のマナーを、男女別にご紹介します。
男性の場合
男性が参列する場合、「準喪服」と呼ばれる葬儀用のブラックスーツを着用するのが基本です。喪主様から「平服でお越しください」というご案内があった場合でも、略礼服(略喪服)として、黒や濃紺などのスーツを着ます。ジャケットの下には長袖の白い無地のワイシャツを着用し、無地で光沢のない、黒いネクタイを締めます。
足元は、無地の黒色の靴下と、光沢・金具のない黒色の革靴を履きましょう。正しいアイテムを身に着けることだけではなく、それぞれのサイズ感がきちんと合っているか、汚れていないかにも気を配ります。
女性の場合
男性の場合と同様に、準喪服に分類される黒無地のワンピースやパンツスーツなどを着用するのが基本です。ワンピースは膝丈とし、ボレロやジャケットを羽織ります。ストッキングは地肌の色が透けて見える程度の黒色とし、靴は光沢や金具のない黒いパンプスを履きます。
女性の場合、服装だけではなく、身に着けるものやメイクにも注意が必要です。アクセサリーはシンプルなデザインの真珠のネックレスとイヤリング、結婚指輪のみとし、化粧や髪型は華美にならないように控えめを心がけます。
4.一日葬に参列するときのお香典のマナー

一日葬でも、基本的に香典は持参するのがマナーです。
ここでは、一日葬に参列するときのお香典のマナーについて詳しく解説します。
一日葬でもお香典は必要
他の葬儀形式の場合と同じように、一日葬に参列する場合はお香典を持参するのがマナーです。お香典として現金を包むことには、以下のような意味合いがあります。
・ご霊前に供えることでお悔やみの気持ちを表す
・ご遺族の金銭的負担を軽くする
通夜を省略する形式であっても、その本質は他の葬儀と同じですから、お香典は用意します。
一日葬のお香典の相場
一日葬のお香典の相場は、他の葬儀と同じように「故人様との関係性」を基準に考えます。故人様との関係性が近い人ほど、多く包むのが一般的です。
| 亡くなった人 | お香典の金額 |
|---|---|
| 親、義両親 | 3万円~10万円 |
| 兄弟姉妹 | 3万円~5万円 |
| 祖父母・孫 | 1万円~5万円 |
| 親戚 | 5千円~3万円 |
| 友人または仕事関係先 | 5千円~1万円 |
お香典を用意する際には金額や数字に気をつけましょう。
お香典を包む際には、金額の頭(万の位、千の位)の数字が偶数にならないように注意します。割り切れる偶数は「故人様とのつながりを切る」ことを連想させてしまう可能性があるためです。たとえば2万円を包みたい場合には、「1万円札1枚、5千円札2枚の奇数枚にするなら差し支えない」とされています。
4や9といった数字も、「死」や「苦」とのつながりを気にされる方に配慮し、避けるとよいでしょう。
一日葬のお香典を渡すタイミング
一日葬でお香典を渡すタイミングは、一般の葬儀と同じです。葬儀会場に到着したら、入口に設けられている受付で記帳をしたあとに、お香典を受付係に渡します。
受付が設けられていない葬儀会場では、お香典は喪主様に直接渡すことになります。喪主様は葬儀の進行で忙しくしているため、邪魔にならないタイミングを見計らってお香典を渡しましょう。実際に、「通夜がないため香典をいつ渡せばよいのか迷った」という声も少なくありません。
一日葬でお香典を辞退された場合の対応
一日葬の案内状の中に「お香典を辞退する旨」が記載されていることがあります。喪主側が参列者からのお香典やお供えなどを辞退する理由はさまざまですが、「お香典のお返し(香典返し)の段取りが負担になるから」といった、喪主側の事情によるケースも多いようです。
喪主側からお香典を辞退する案内を受けたあとに、ご親族以外の参列者がお香典を持参するのはマナー違反とされています。しかし参列者がご遺族のご親族である場合は、お香典を辞退する旨が書かれていても、多くの場合は持参します。
なお、当日の受付でお香典辞退を案内されることもあります。受付でお香典辞退の旨を伝えられたら、お香典は持ち帰りましょう。
一日葬でのお香典の額や辞退された場合の対応については、「一日葬のお香典」の記事で詳しく解説しています。
5.一日葬に参列するときの持ち物
一日葬に参列する際は、数珠や袱紗(ふくさ)、香典袋などを持参するのが一般的です。お香典は袱紗に包んで持ち運び、受付で取り出して渡します。ハンカチなども忘れずに準備しておくと安心です。
主な持ち物は以下のとおりです。
・数珠
・袱紗(ふくさ:香典を包む布)
・香典袋
・ハンカチ
・黒いバッグ
香典袋や袱紗は当日慌てないよう、前日までに準備しておきましょう。また、冬場は黒や落ち着いた色のコートを着用し、会場に入る前に脱ぐのがマナーとされています。
6.一日葬の受付・お焼香・挨拶のマナー
一日葬に参列する際は、服装やお香典のほかにも、受付での対応やお焼香、言葉のかけ方などに配慮が必要です。基本的な作法は一般葬と同じため、係の案内に従いながら落ち着いて行動しましょう。
受付でのマナーと流れ
一日葬の受付マナーとしては、葬儀の開始時刻の10〜15分前を目安に会場へ到着するのが望ましいとされています。受付では記帳を行い、お悔やみの言葉を添えてお香典を渡します。
お焼香の基本作法とマナー
一日葬のお焼香の方法は一般葬と同じく、祭壇前で一礼し、抹香をつまんで香炉へくべたあと、故人様へ合掌・一礼する流れが基本です。お焼香は係の案内に従い、落ち着いて行いましょう。一日葬は参列者が比較的少ない場合もあり、進行がスムーズに進むことが多いため、周囲の動きに合わせて行動することが大切です。
挨拶・言葉のかけ方のマナー
ご遺族への挨拶は、「このたびはご愁傷様でございます」などの簡潔なお悔やみの言葉を伝えるのが基本です。長話は避け、静かに気持ちを伝えましょう。また、「重ね重ね」「再び」などの忌み言葉は避けるのがマナーです。ご遺族への配慮ある言動を心がけます。
7.一日葬に参列したときの食事のマナー

通夜を行う一般的な葬儀では、喪主側が参列者に対して食事を振る舞う「通夜振る舞い」や「精進落とし」があります。一日葬では通夜がないため、通夜振る舞いはありませんが、精進落としを火葬中、もしくは火葬後に行います。
精進落としは、もともと「仏事や神事のために控えていた事柄を元に戻すこと」を指しましたが、現代では「僧侶や参列者へのおもてなし」の意味合いが強くなっています。
食事をしながら故人様の思い出を語り偲ぶことが、故人様を供養することにつながるとも考えられているため、精進落としの案内を受けた参列者は、可能な限り参加するようにします。
やむを得ない事情で精進落としに最後まで参加できない場合は、事情を伝えたうえで退席しましょう。
また、精進落としでは、献杯の挨拶が行われることもあるため、開始前に勝手に食事を始めないよう注意しましょう。
8.一日葬に参列できないときのマナー
一日葬は昼間に行われるケースが多く、スケジュールの都合で参列ができないこともあります。またご家族のみで一日葬を執り行うこともあり、参列が叶わない場合もあるでしょう。
しかし、参列できないからといって、弔意を表す機会を失うわけではありません。ここでは、一日葬に参列できないときのマナーや対応方法についてご紹介します。
弔電を送る
一日葬においては多くの場合、受け取った弔電を読み上げる時間があります。したがって、一日葬に参列できない人も弔電を送り、ご遺族へ弔意を伝えることが可能です。
弔電は喪主様やご遺族に対して弔意を示すものであるため、故人様ではなく喪主様宛に送ります。喪主様のフルネームがわからないような場合には「〇〇家ご遺族様」のように宛名を書くことも可能です。送付先は喪主様のご自宅ではなく、葬儀会場とします。葬儀前までに届くよう、タイミングにも配慮しましょう。
供花を送る
故人様をしのびご遺族へのお悔やみを伝えるために、供花を送るのもひとつの方法です。ただし供花を送るのは、喪主様が供花やお香典などを辞退していないことが前提です。
葬儀会場によっては供花の注文先が指定されていることがあるため、供花を手配する前に会場に確認しておきましょう。供花の送り先は葬儀会場とし、宛名は喪主様にします。
お香典を送る
喪主様がお香典の辞退をしていない場合は、直接もしくは郵送にて、お香典を葬儀後に渡すことも可能です。お香典を郵送する方法は、以下のとおりです。
・お香典は香典袋(不祝儀袋)に入れ、必ず現金書留を利用する
・送り先は喪主様のご自宅で、宛名は喪主様とする
・お香典が葬儀当日に到着するのは避ける(葬儀から2~3日後に到着するのがベスト)
お香典を入れる香典袋には、手紙も添えましょう。文面にはお悔やみの気持ちのほか、葬儀に参列できなかったことのお詫びや、ご遺族の健康を気遣う言葉を入れます。
9.一日葬の参列マナーに関するQ&A
A.一日葬に参列する際に遅刻しそうな場合は、まず葬儀社に連絡し、到着予定時間を伝えてから、式の進行を妨げないよう静かに入場することが大切です。
喪主や遺族に直接連絡するのは避け、葬儀社の担当者に指示を仰ぎましょう。
到着後は係の案内に従い、無理に動かず周囲に配慮して行動することで、ご遺族や参列者への負担を減らすことにつながります。
A.子どもを連れて行くこと自体はマナー違反ではありませんが、周囲への配慮がより求められます。
式中に騒いでしまう可能性がある場合は、席を外す準備をしておくと安心です。係の案内があるまで入口付近で静かに待ち、お焼香の途中での入退場は避けるようにしましょう。
A.お焼香の回数や作法は、宗教や宗派によって異なります。
一日葬であってもお焼香の基本的な考え方は一般葬と同じですが、進行が簡略化されることもあるため、係の案内や周囲の動きに合わせることが大切です。形式にとらわれすぎず、故人様を偲ぶ気持ちを大切にして丁寧に行うことが望ましいでしょう。
10.一日葬でも基本の参列マナーを守ることが大切
「一日葬」は通夜を省略し、葬儀・告別式から火葬までを1日で行う新しい形式の葬儀です。一日葬の参列マナーは、一般的なお葬式と同様に、服装やお香典だけでなく、持ち物や振る舞い、言葉遣いまで含めて総合的に考えることが大切です。
一日葬は形式が簡略化されていても、故人様を偲び、ご遺族へお悔やみの気持ちを伝える大切な場であることに変わりはありません。参列する場合も、参列できない場合も、相手の意向に配慮しながら丁寧に対応しましょう。
今回、一日葬の参列マナーについてご紹介した花葬儀では、一日葬のほかにも家族葬、一般葬、自宅葬、社葬、火葬式など、さまざまな葬儀のプランをご用意しております。ご相談は電話などで24時間365日受け付けておりますので、どうぞお気軽にご連絡ください。











