家族葬にお孫様は参列していい?香典は必要?

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故人様のご家族・ご親族が参列する家族葬ですが、故人様のお孫様は参列すべきでしょうか?
ここでは、お祖父様・お祖母様である“故人様と孫”という関係にフォーカスして、家族葬に参列するうえで知っておくべき情報をご紹介いたします。

家族葬にお孫様は参列していい?

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家族葬は、ご家族とご親族で執り行う葬儀で、数名~数十名規模でのお見送りをするのが一般的です。何か特別な事情があって喪主様の判断で呼ばないという場合を除いては、お孫様も葬儀に参列したほうが良いでしょう。
家族葬のご参列者の範囲に明確な決まりはありませんが、一般的な目安としては、家族葬に参列する範囲は、故人様の二親等くらいまでのご親族が参列するものと考えられています。

家族葬にお孫様の配偶者やお子様は参列すべき?

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前述の通り、家族葬は故人様の二親等くらいまでのご親族が参列するものと考えられているため、二親等に当たる孫の配偶者も参列するのが一般的です。
一方で、お孫様の子供は三親等となりますので、必ずしも参列する必要はないということにはなります。しかし、参列するかどうかはお子様の年齢や環境によっても異なりますので、喪主様やご遺族の判断を仰ぐのが良いでしょう。

家族葬にお孫様の香典は必要?香典の金額は?

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葬儀にはお香典を用意するのが一般的ですが、小規模の家族葬にお孫様が参列する際にもお香典は必要なのでしょうか?
ここではお孫様が家族葬に参列するときのお香典についてご紹介いたします。

祖父母の家族葬でお孫様は香典を用意するべき?

お孫様という立場に限らず、家族葬ではお香典や供花は辞退されるケースが少なくありません。お香典を辞退される場合には、あらかじめその旨案内があるはずですので、事前の案内がない場合には、お香典を準備していくようにしましょう。ただし、家族葬にお孫様の香典を用意すべきかどうかは、状況やお孫様の年齢によって判断が異なりますので、具体的な例でご紹介いたします。

1. お孫様が未成年で親に扶養されている立場のとき
香典は世帯単位で考えるので、未成年で親御様の扶養内にある立場のお孫様は、個別で用意する必要はなく、親御様がお孫様(親御様のお子様)の分もあわせて包むのが一般的です。親御様はお子様が参列する場合、当日用意するお食事など負担を増やすことになるということを考慮し、多めに包むことをおすすめします。

2. お孫様が未成年で就職しているとき
お孫様が未成年ではあってもすでに就職して経済的に自立している立場の場合には、判断が難しく、ご親族の考え方によるでしょう。「自立しているのであれば用意すべき」と考えることもありますし、「未成年なのだから香典はいらない」という考え方をするかもしれません。どうすべきか親御様へ相談して、親族間の慣習を確認しておくことをおすすめします。
事情があって確認できない場合には、念のためお香典を用意していきましょう。

3. お孫様は独身で祖父母と同居しているとき
お孫様が独身で、故人様である祖父母と同居している場合は、お孫様も家族葬を営む側の立場にありますので、お香典は不要と考えます。

4. お孫様は既婚で祖父母と同居しているとき
お孫様が祖父母と同居しているけれど結婚している場合、この場合には夫婦名義でお香典を用意するのが一般的です。

家族葬にお孫様が参列する際の香典の金額

故人様のお孫様が家族葬に参列し、お香典を用意する場合の金額は、そのときのお孫様の年齢にもよりますが、1~5万円程度が相場とされています。

【年齢による香典の相場】

  • 20代: 1万円
  • 30代: 1~3万円
  • 40代以上: 3~5万円
  • お孫様が既婚者で配偶者や子供も一緒に家族葬に参列する場合には、上記の金額に1万円以上
    を目安に上乗せして包みましょう。ただし「4」や「9」という数字は、忌み嫌われる数字なので、「4万円」「9万円」の金額は避けて用意するようにしましょう。
    また、お悔やみでは、新札を包むのもマナー違反とされていますので、新札しかない場合には、一度折り目をつけてから包むように気を付けましょう。

    家族葬にお孫様が参列する場合の服装は?

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    人数の少ない家族葬とはいえ、葬儀に参列する際には守るべきマナーがあります。ここでは、家族葬にお孫様が参列する場合の服装や持ち物についてのマナーをご紹介いたします。

    お孫様が参列する際の服装

    成年のお孫様が家族葬に参列するの場合、特に指定がなければ、一般葬と同様に「準喪服」での参列するのが良いでしょう。男性はブラックスーツまたはブラックフォーマルスーツ、女性は黒無地のワンピースまたは黒スーツなどが準喪服に当たります。
    もし事前に「平服でお越しください」などの案内があった場合には、堅すぎない「略喪服」例えば男性であれば、黒・グレー・紺などの地味な色のスーツ、女性であれば無地に近いチェック柄などのワンピース、アンサンブルを着るのが良いでしょう。
    平服と案内されても普段着のことではありませんので、その点は注意してください。

    お孫様が未成年の場合の服装

    参列するお孫様が未成年である場合には、大人と同じような準喪服、略喪服でなくて構いません。年齢に合わせた装いで参列しましょう。

    【学生の場合】

  • 学校の制服を着用しましょう。
  • 日頃、制服を着崩している場合でも、校則に従った本来の着方をしましょう。
  • 制服がない学校の学生は、ブレザーと白シャツ、ブラウスと黒・紺・グレーのズボンまたはスカートを着用しましょう。
  • 【子供・乳幼児】

  • 地味な色合い・デザインの服を着用
  • キャラクターの絵や派手な飾りが付いているものはできる限り避けましょう。
  • 乳児でもできるだけ装飾のない地味な服を着せましょう。
  • 家族葬に参列する際の持ち物

    家族葬の場合でも、一般葬と同様に持ち物のマナーがあります。前述のとおりお香典もそれに当たりますが、お香典を包む「不祝儀袋」、持参するときに不祝儀袋を包む「袱紗(ふくさ)」、黒または白の「ハンカチ」そして女性は黒の地味な「バッグ」なども必要になるでしょう。このマナーは宗教、宗派により異なることもあります。祖父母という近い関係にあるご家族・ご親族でも、故人様を偲ぶ気持ちを大切に、失礼のない持ち物を用意しましょう。

    まとめ

    家族葬は、ご家族・ご親族中心の規模の小さい葬儀ではありますが、故人様との最期のお別れの場です。お孫様にとって、自分を可愛がってくれたお祖父様、お祖母様の葬儀は、かけがえのない大切な時間になることでしょう。
    花葬儀では家族葬の豊富な経験から、その大切な時を色濃く残すため、葬儀の段取りや費用、マナーに至るまで全面的にサポートさせていただきます。お気軽にお問合せください。

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