お墓参りの持ち物|お盆・お彼岸・命日で違いはある?注意することや基本マナー|葬儀・家族葬・お葬式なら「花葬儀」

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お墓参りの持ち物|お盆・お彼岸・命日で違いはある?注意することや基本マナー

お墓参りの持ち物|お盆・お彼岸・命日で違いはある?注意することや基本マナー

お墓参りの持ち物ついて、何を持っていけばよいか迷われる方も多いでしょう。お墓参りは、故人様やご先祖に家族の近況を報告したり、感謝の気持ちを伝えたりする大切な行為です。そのため、持ち物には十分注意し、不足がないようにしたいものです。

今回はお墓参りについて、お墓参りに必要な持ち物やマナーなどについて解説します。持参するべき持ち物のリストもご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

1.お墓参りをするときの基本の持ち物

お墓参りをするときの基本の持ち物

お墓参りに行く際に持っていくとよい基本的なアイテムについて、以下より詳しく説明します。

基本は「お供え」+「数珠」+「掃除道具」

お墓参りの基本的な持ち物は、「お供え」と「数珠」「掃除道具」です。

数珠を持っている場合は、持参しましょう。数珠は宗派によって形や玉の数が異なりますが、自分の信仰する宗派のもので構いません。仏教徒ではなく数珠を持っていない場合は、持参する必要はありません。

仏教におけるお供えの基本は「五供」

仏教におけるお供えの基本は「五供」(ごくう)と呼ばれるものです。五供は、次の5つから成ります。

香(線香)

お墓参りでは、線香を焚く習慣があります。これは、「無くなった方は香りを召し上がる」という考えに基づいたものです。また、線香の香りは参拝者の心身を清めるともいわれています。

線香をたく際には、着火用のライターやマッチを忘れないようにしましょう。マッチを使う場合は、使用済みのマッチを持ち帰るために、空き缶などの持参をおすすめします。

亡くなった方は、花の香りや彩りを好むとされています。一般的には、故人様の好きだった花や、季節の花を供えます。ただし、赤い花や棘のある花など、血を連想させる花はお供えとして賛否両論があるため、事前にご親族に相談しておくのが無難でしょう。

花をきれいな状態で飾るために、花を飾る前に根元を切ることもあります。花ばさみや、切るときに根元を水につけるためのコップもあると便利です。

お墓参りにおける花の選び方については、「お墓参りのお花の選び方」の記事を参考になさってください。

灯(ろうそく)

灯はろうそくのことを指します。ろうそくの光は仏様の知恵と慈悲を象徴しており、お参りする人の煩悩を消す力があるとされています。

浄水(じょうすい)

浄水とは、仏前にお供えするお水のことで、お参りする人の心を清めるとされています。お墓に水鉢(お水を入れるくぼみ)がある場合は、そこにお水を注ぎます。

お水に限らず、故人様が好きだったお酒やジュース、コーヒーなどを供えてもよいでしょう。

飲食(食べ物)

仏前にお供えする食べ物は、飲食(おんじき)とも呼ばれます。故人様が生前に好きだった食べ物を墓前に供えるのが一般的です。

食べ物や飲み物についてのマナーは、「3.お墓参りのマナー・特に注意すること」でも詳しく説明していますので、そちらもあわせてご覧ください。

掃除・片付けアイテム

定期的にお墓参りをしてこまめに掃除を行うことで、お墓を清潔に保つことができます。お墓参りの際にお墓の掃除も予定している場合は、ほうきやちりとり、バケツなどの掃除用具を持参するとよいでしょう。

また、掃除で出たゴミや、持参した花の包装紙、お線香の箱などを持ち帰るためのゴミ袋も忘れずに準備しましょう。

2.お墓参りの持ち物準備の前には「霊園・墓地のルール」を要確認

ここまで、お墓参りの基本的な持ち物についてご紹介しましたが、お墓が霊園や墓地にある場合には、それぞれのルールを守ることが大切です。

花・お供えにルールを設けている霊園もある

霊園によっては、「虫を引き寄せるため生花の供えは禁止」「カラスや野犬が散らかすのを防ぐため、お供えは持ち帰るように」といったルールを設けているところもあります。

持ち物を準備する前に、ご自身がお参りする霊園にはどのようなルールがあるのか確認することをおすすめします。

霊園に常備してあるもの・販売しているものもチェック

霊園には、ほうきなどの掃除道具や、バケツ、柄杓など常備されている場合があります。これらの備品は、基本、お墓参りに来た人なら誰でも使用できますが、誰かの名前が入っている場合は、無断で使用しないよう注意しましょう。

また、ろうそくやマッチ、線香、花は、霊園内の売店で販売されていることがあります。霊園に常備してあるものや、販売されているものもチェックしておくと、移動中の荷物を少なくできます。

3.お墓参りのマナー・特に注意すること

お墓参りをする際には、故人様やご先祖に対して失礼がないよう、また他の参拝者に迷惑をかけないように、以下のマナーや注意点を心がけましょう。

肉・魚は避けたほうが無難

仏教では一般に、殺生を連想させる肉や魚は、お供えとして不適切とされています。宗派によっても考え方は違いますが、詳しいことがわからないときには、肉や魚は避けたほうが無難です。迷った場合は、故人様が生前好きだったお菓子や飲み物を持って行くとよいでしょう。

また、お供えは、供えたあとに皆で食べることが供養につながるとされているため、食べやすい小分け包装のお菓子などもおすすめです。

お墓に食べ物をじかに置かない

お供えの食べ物を置くときは、墓石の上にじかには置かず、お盆や半紙などの台を準備して、その上に置きます。墓石にじかに置くと、墓石が汚れる原因になるほか、お供えが汚れてしまい、食べられなくなることもあります。

載せるものを忘れてしまった場合には、ティッシュやハンカチなどを敷いて、その上に置くとよいでしょう。

お酒などを墓石にかけるのはNG

よくテレビドラマなどで、お酒が好きだった人のお墓にお酒をかけるシーンを見かけますが、そのような行為は避けるべきです。お酒やジュースなどの飲み物をお墓にかけると、虫が寄ってきたり、墓石の変色や劣化の原因となったりします。お墓にかけてもよいのは、水だけだと覚えてきましょう。

ろうそくの火は手であおいで消す

仏教では、人の口は不浄であり、そこから出る息も不浄であると考えられています。これは、口から人のよくない行い(悪口など)が生まれると考えられているからです。

線香やろうそくの火を消す場合は、息を吹きかけて消さず、手であおいで消すようにしましょう。

食べ物をお墓に置いて帰らない

お供えした飲食物は、そのままにせず、お参りが終わったら持って帰るのが原則です。お供えをそのままにしておくと、カラスなどの動物が散らかしたり、腐敗したりして、墓石が汚れてしまうかもしれません。

お墓参りのマナーについて詳しく知りたい方には、「お墓参り・供養について」のページも参考にご覧ください。

4.お墓参りで掃除をするときの持ち物

ここからは、お墓参りで掃除をするタイミングや、掃除をするときの持ち物について解説します。

お墓の掃除を行うタイミング・頻度は?

お墓の掃除は、お盆やお彼岸の前、または祥月命日など、故人が現世に帰ってくるとされる時期や、家族が集まる機会に合わせて行うことが多いようです。また、年末年始のような長期休暇に、お墓参りとあわせて掃除をすることもあります。

お墓を清潔に保つためには、月に1度の掃除が理想とされています。しかし、お墓が遠方にある場合など、頻繁に訪れることが難しい場合もあるでしょう。

そのような場合は、ご自身に無理のない範囲で、少なくとも年に数回は、近況報告も兼ねて掃除を行うことがおすすめです。

お墓掃除に必要な道具類

お墓参りにおいて掃除をする際に必要な道具類には、どのようなものがあるのでしょうか。それぞれの用途とともにご紹介します。

ほうき・ちりとり

お墓の周辺の枯葉やゴミなどを掃き集めるときに使います。

バケツ

墓石などを水洗いするときに、水を貯めるものとして使います。

軍手

お墓のまわりの草抜きやゴミを拾うときに、手を保護するために着用します。

スポンジ

墓石や燭台、香炉などの汚れを水洗いするときに使います。墓石に傷がつかないように、柔らかめで新品のものを用意することがおすすめです。

雑巾

スポンジ同様、墓石などの汚れを水洗いするときに使います。水洗いしたあと、拭き上げるときにも使うので、複数枚用意があると安心です。

ゴム手袋

スポンジや雑巾で墓石を洗うときなどの水掃除のときに使います。

歯ブラシ

墓石の戒名が刻まれた部分や、細長い花立ての中などを掃除するときに重宝します。

墓石用の洗剤

家庭で使う石鹸や洗剤は墓石の変色や劣化を引き起こすこともあるため、墓石専用の洗剤か重曹を使用します。

5.お墓参りの持ち物チェックリスト

ここまで、いろいろなお墓参りの持ち物をご紹介しました。お供えや掃除道具に加え、その他にあると便利なものも含めてリストにまとめましたので、持ち物準備の際にお役立てください。

お供え関連
香(線香)
灯(ろうそく)
浄水
飲食(食べ物)
半紙・お盆(食べ物の下に敷いてお供えする)
ライター・マッチ
掃除道具
ほうき・ちりとり
バケツ
軍手
スポンジ
雑巾
ゴム手袋
歯ブラシ
ゴミ袋
その他(あると便利なもの)
新聞紙(線香に火が付きにくいとき焚き付けるのに使う)
タオル(手を拭く・雑巾の代わりとして)
花立て洗い用ブラシ(花立て洗いの専用ブラシ)
墓石用洗剤・重曹(墓石のしつこい汚れを落とす)
シャベル(お墓周りの土を整える)
花ばさみ・コップ(花の茎を切るときに使う)
(夏の場合)自分用の飲料・帽子など

霊園に常備されているものや、販売されている場合もあるので、事前に確認するとよいでしょう。

また、夏のお墓参りでは、暑さ対策も重要です。次項より、詳しく解説いたします。

6.お盆や夏のお彼岸では「暑さ対策」も重要

お盆や夏のお彼岸では「暑さ対策」も重要

近年は酷暑の影響で、お盆や夏の時期に、気温が40度を超えることも珍しくなくなってきました。お墓参りを行う際は、このような暑さに対しても十分な準備をすることが重要です。次からご紹介する暑さ対策も参考にご覧ください。

水分補給できる飲料や帽子も持参

お墓の掃除やお参りを行う際、屋外で長時間を過ごすことになり、夏場は酷暑の中での作業となります。脱水症状や熱中症のリスクがあるため、水分補給と、日差しから頭を守るための帽子の着用は必須です。

ライターは暑い車内に置いておかない

車でお墓参りに行く際は、ライターを暑い車内に置いておくと発火の危険があります。車内にライターを置いたままにしないように注意が必要です。

ろうそくは銀紙に包む

暑さで箱の中でろうそくが溶けてしまうことがあります。ろうそくを一本ずつ銀紙で包むなどの工夫をすると良いでしょう。

虫除けグッズもあると安心

夏の時期に自然豊かな霊園を訪れると、蚊をはじめとする虫が多く見られます。虫刺されを防ぐために、虫除けスプレーや蚊取り線香を用意しておくと良いでしょう。また、肌を露出させないように、薄手のカーディガンを着ることもおすすめです。

7.お墓参りの持ち物は「お盆」「お彼岸」「命日」で違う?

お盆やお彼岸は、どちらも仏教でご先祖を供養する大切な時期とされています。
これらの期間や命日にお墓参りを行うことも多くありますが、それぞれにおいて、お墓参りの持ち物に違いはあるのでしょうか。

持ち物の違いは基本無いが、お墓参りの意味合いが違う

お盆やお彼岸、命日におけるお墓参りの持ち物に、大きな違いはありません。しかし、それぞれ異なる意味があります。下記の表にまとめましたので、参考になさってください。

お盆
・亡くなった方が自宅に戻って来る時期とされる。
・お盆のお墓参りは、お墓まで故人様を送り迎えする行為であるとの説もある。
お彼岸
・春・秋の年2回。
・お彼岸は、故人様が住む彼岸(浄土)と現世が近づく期間とされる。
・お彼岸にお墓参りをすると、故人様への感謝や偲ぶ思いが伝わりやすいと考えられている。
命日
祥月命日と月命日がある。
・故人様の冥福を祈り、偲ぶことが主な目的。

お彼岸の時期について詳しく知りたい方は、「お彼岸はいつ?」の記事をご覧ください。

お盆は地域それぞれの風習がある

お墓参りに関しては、各地域それぞれの風習があります。特にお盆期間中のお墓参りは、地域固有の習慣が色濃く残っているところも多いようです。

たとえば、地域によっては、お盆に灯籠(とうろう)などをお墓に飾るところもあります。しかし最近では、火事の原因になるなどの理由で灯籠を禁止している霊園も多いようです。灯籠などの飾り物をしたい場合は、事前に霊園に確認しましょう。

なお、お盆にご先祖の霊を送り迎えするために作る精霊馬(しょうりょううま)は、仏壇に飾るものであり、お墓参りに持って行くことは基本的にはありません。

8.お墓参りをするときの服装

ここまで、お墓参りをするときの持ち物について主に解説してきましたが、こちらでは、お墓参りをするときの服装についてご紹介します。

お墓参りの服装に、特別な決まりはありません。ただし、ほかの方々に配慮するためにも、過度に派手な服装や、だらしない服装は避けたほうがよいでしょう。

法要の後にお墓参りをする場合は、喪服でお墓参りをすることもあります。普段のお墓参りであれば、普段着でも問題ありません。

重要なのは、服装よりも亡くなった方を思う心です。お墓参りをする際は、故人様への敬意と思いやりを忘れないようにしましょう。

9.持ち物をしっかり準備して心を込めてお墓参りを

持ち物をしっかり準備して心を込めてお墓参りを

香典返しは、忌明けには送ることが望ましいですが、さまざまな事情により、お香典を受け取ってから半年以上経ってしまうこともあります。

そのような場合でも、香典返しを行う準備が整い次第、速やかに手配を進めましょう。遅くなってしまったことを詫びる挨拶状も、忘れてはなりません。

礼儀正しく誠意をもって対応すれば、相手もきっと理解してくれることでしょう。

花葬儀では、経験豊富なスタッフがお客様の疑問にお答えいたします。花葬儀のメンバーシップクラブ「リベントファミリー」にご入会いただいた方には、葬儀費用の割引や枕花のプレゼントなど、さまざまな特典をご用意しています。お墓参りの持ち物などのご相談も承っておりますので、お気軽に花葬儀までご連絡ください。

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お墓はいらない?後悔しないための判断と供養方法を解説

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近年、「お墓はいらない」という価値観が広がりつつあります。ここで言う「お墓」とは、墓石を建てる従来型の一般墓のことです。お墓の引越しを指す「改葬」の件数は全国的に増加傾向にあり、2024年度には約17万6千件を記録しました。 従来の「先祖代々お墓を継ぐ」という価値観が見直されつつあります。とはいえ、「お墓を持たなくて本当に大丈夫だろうか」「ご先祖様をきちんと供養できるのか」と、不安を感じる方も少なくありません。 この記事では、お墓を持たないという選択肢を考える方に向けて、判断のポイント、代わりとなる供養方法や後悔しない選び方を、わかりやすく解説します。 【もくじ】 1.「お墓はいらない」と考える人が増えている 2.お墓がいらない人が知っておきたい「永代供養」の仕組み 3.お墓を建てる代わりとなる供養の形 4.従来型のお墓と別の供養方法の費用の比較 5.「お墓はいらない」と決める前に考えること 6.今あるお墓を墓じまいする手続きと注意点 7.お墓がいらない場合に関するQ&A 8.ご家族が納得できる、自分たちらしい供養の形を 1.「お墓はいらない」と考える人が増えている まず、「なぜ今お墓はいらないと考える人が増えているのか」「お墓を持たないことのメリット」、そして「それでもお墓を持つ意義」について見ていきましょう。 お墓を持たない人が増加している理由 この十数年で、「お墓を建てない」「お墓を継がない」という選択をする人は急速に増加しています。主な理由として、地方にあるお墓を管理できないケースが多くなっていることが挙げられます。 背景には、少子化や核家族化が進み、家族単位での生活が中心となっていることがあります。また、都市部への人口集中により、ご親族が遠方に分かれて暮らすことで「お墓参りに行けない」「維持が難しい」といった問題が現実化しています。加えて、お墓の管理費・修繕費・交通費などの金銭的負担も少なくありません。 こうした社会的・経済的な背景が、「お墓を持たない」という選択を後押ししているのです。 お墓を持たないメリット お墓を持たないという選択には、以下のようなメリットがあります。 ・管理の手間がかからない 草むしりや墓石の清掃、法要時期の準備など、従来のお墓に必要だった維持管理の負担がありません。 ・継承者がいなくても安心 少子化や核家族化により「お墓を守る人がいない」という不安を抱える家庭が増えていますが、無縁化の心配が少なくなります。 ・価値観に合わせた自由な供養ができる 緑豊かな場所で眠れる樹木葬、故人をいつでもそばに感じられる手元供養など、ご家族のライフスタイルや故人様の想いを形にする供養方法を選ぶことができます。 さまざまな新しい供養の形が広がることで、「お墓はいらない」という考え方が定着しつつあるのです。 それでも「お墓を持つ」ことの意義 お墓を持たないという考え方が広がる一方で、お墓を持つことにも確かな価値があります。お墓は、ご家族のつながりを感じる場であり、ご先祖様を敬う日本の文化を受け継ぐ大切な存在です。お墓参りを通じてご家族が集まり、世代を超えて思いをつなぐ時間は、心のよりどころにもなります。 また、長年守り続けてきたお墓を継承することは、「家の歴史を大切に受け継いでいる」という安心感や誇りにつながる場合もあります。お墓を持つかどうかは、それぞれの家庭や価値観によって異なりますが、どちらの選択にも尊重すべき意義があると言えるでしょう。 2.お墓がいらない人が知っておきたい「永代供養」の仕組み 永代供養とは、寺院や霊園などがご遺骨を長期にわたり供養・管理してくれる埋葬方法です。永代供養を前提とした供養方法の総称を、永代供養墓と言います。 永代供養を選んだ場合、一定期間個別に安置したのち、他のご遺骨と合祀(ごうし※)するのが一般的です。合祀後は個別に取り出せないため、「後で遺骨を移したい」と考えている場合は注意が必要です。 ※合祀:複数のご遺骨をひとつの墓所や納骨施設にまとめて埋葬すること。 3.お墓を建てる代わりとなる供養の形 前の章で解説した「永代供養」は、承継者がいなくても安心できる心強い仕組みです。ここでは、永代供養の仕組みを利用したものも含め、お墓を建てる代わりとなる供養の形を4つご紹介します。それぞれの特徴を比較し、ご自身の価値観やライフスタイルに合った方法を見つけていきましょう。 納骨堂 屋内施設にご遺骨を安置する納骨堂は、近年人気が高まっています。天候や季節に左右されずお参りできるのが、大きな魅力です。さらに、多くの納骨堂は駅から近い便利な立地にあり、エレベーターやバリアフリー設備も整っているため、ご高齢の方でも安心してお参りできます。 樹木葬 樹木葬は、墓石の代わりに樹木や草花を墓標としてご遺骨を埋葬する方法です。自然と共に眠りたいと考える方に多く選ばれています。緑に囲まれた静かな環境の中で、四季折々の花や木々に見守られながら安らかに眠れるのが大きな魅力です。 散骨 散骨は、ご遺骨を粉末状にして自然へ返す供養方法で、海洋散骨(海洋葬)や山林散骨などの形があります。法律上は「節度をもって行う限り」違法ではありませんが、私有地や漁業区域などでは禁止されていることが多く、土地の所有者や自治体のルールに従う必要があります。散骨を検討するならば、専門業者に依頼することをおすすめします。 手元供養 手元供養とは、故人様のご遺骨や遺灰の一部を自宅で保管したり、アクセサリーなどに納めたりして、身近で供養する方法です。「いつでも故人を感じていたい」「お墓参りが難しいけれど、日々祈りを捧げたい」という方に選ばれています。 手元供養には、ミニ骨壺や遺骨ペンダント、遺骨ジュエリーなど、さまざまなスタイルがあります。ご遺骨の一部のみを手元に残し、残りのご遺骨は永代供養や納骨堂に預けることが一般的です。 4.従来型のお墓と別の供養方法の費用の比較 お墓を持つか、持たないかを判断するうえで、気になるのが費用でしょう。 ここでは、発生する費用を比較するとともに将来に向けて持つべき視点もご紹介します。 一般的なお墓 一般的なお墓にかかる費用は、墓石代・永代使用料・工事費などを合わせておよそ100万円〜160万円が目安です。地域や墓地の種類によっては、200万円を超えるケースも見られます。 さらに、維持管理費として毎年5千円〜1万円前後が必要で、特に寺院墓地や設備の整った霊園では、年間2万円以上になる場合もあります。 一般的なお墓以外の供養方法 墓じまいや、お墓を建てずに供養する場合にも一定の費用がかかります。 主な費用の目安は次のとおりです。 納骨堂 […]

納骨の手続きとは?流れ・方法・必要書類を丁寧に解説

納骨の手続きとは?流れ・方法・必要書類を丁寧に解説

納骨の手続きは、多くのご家族にとって初めて経験することです。そのため「何から始めればいいのか」「どんな書類が必要か」など、わからないことが多く、不安を感じている方も少なくありません。 この記事では、納骨の手続きについてわかりやすく解説します。また、納骨の流れや種類、一般的な納骨のタイミングなど、大切なご家族の供養を安心して進めるための情報を幅広くまとめております。どうぞ最後までお付き合いください。 【もくじ】 1.納骨の手続きとは?まず知っておきたい基本知識 2.納骨手続きに必要な書類と事前準備 3.納骨までの手続きの流れ|一般的なケースをわかりやすく解説 4.納骨当日の流れと必要な持ち物 5.納骨の時期|宗教・宗派ごとの違いと考え方 6.納骨しないときの手続きや注意点|手元供養・散骨の場合 7.納骨の手続きに関するFAQ 8.納骨手続きで迷ったら花葬儀にご相談ください 1.納骨の手続きとは?まず知っておきたい基本知識 納骨手続きを進める前に、そもそも納骨とはどのような意味を持つのか、また、なぜ手続きが必要になるのかといった基本的な知識を押さえておきましょう。 こちらでは、納骨の意味や、手続きの必要性についてご紹介します。 納骨とは何か? 納骨とは、火葬を終えた故人様のご遺骨を、お墓や納骨堂に埋葬することです。単に「お墓に納める」行為を指すだけでなく、ご家族やご親族が故人様との別れを受け入れ、新たな日常を迎える大切な節目の意味も持ちます。 従来の納骨は、先祖代々が引き継いできたお墓に埋葬するかたちが主流でした。しかし近年では、樹木葬や納骨堂といった新しい供養方法も選ばれるようになっており、「納骨=お墓への埋葬」という考え方に縛られる必要はなくなっています。 手続きを行わないと納骨できない 納骨は、故人様を供養する家族内の行事であると同時に、公的な管理下で行われる行為です。そのため、納骨を無断で行うことはできません。「墓地、埋葬等に関する法律」にて、以下のように定められています。 第5条 埋葬、火葬又は改葬を行おうとする者は、厚生労働省令で定めるところにより、市町村長(特別区の区長を含む、以下同じ。)の許可を受けなければならない。 (中略) 第8条 市町村長が、第5条の規定により、埋葬、改葬又は火葬の許可を与えるときは、埋葬許可証、改葬許可証又は火葬許可証を交付しなければならない。 引用:厚生労働省|墓地、埋葬等に関する法律(昭和23年5月31日法律第48号) https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei15/ 手続きを踏めば自分たちで納骨することも可能 必要な手続きを済ませたうえであれば、他者の手を借りず、自分たちで納骨することもできます。 お墓に埋葬する場合、ご遺骨は「カロート」と呼ばれる納骨室に納めます。カロートは一般的に地下に設けられることが多いですが、地上に設けるタイプもあります。 納骨の際には、カロートの蓋を開け、ご遺骨を安置した後、再び蓋を閉じる作業が必要です。しかしこの蓋は非常に重たく、安全面でも注意が必要なため、実際には石材店に依頼して開閉や納骨作業を行ってもらうのが一般的です。 実際にどうするかは、お墓の構造や状態、墓地や霊園の規則、ご家族の希望などを踏まえ、よく相談して決めることをおすすめします。 次項から、納骨の必要書類や手続きの流れについて見ていきましょう。 2.納骨手続きに必要な書類と事前準備 納骨の手続きには、いくつかの書類が求められます。 こちらでは納骨に必要な書類と、施設ごとに異なる提出書類について具体的に解説します。 埋葬許可証(火葬許可証) 納骨手続きにおいて必須となるのが、「埋葬許可証」です。埋葬許可証は、「火葬許可証」が火葬場で押印され返却されたものであることが多く、実質的には同じ書類を指すことが一般的です。 埋葬を許可してもらうための公的書類であり、書式は交付元(発行する自治体や役所)によって異なります。埋葬許可証の取得までの流れは、以下の通りです。 【埋葬許可証取得までの流れ】 1. ご家族の死亡後、死亡診断書と死亡届を役所に提出 2. 役所にて、火葬許可証を発行してもらう 3. 火葬の際に、火葬場に火葬許可証を提出 4. 火葬後、火葬許可証に押印された状態で返還される。これがそのまま「埋葬許可証」となる場合が多い 5. 納骨時に、墓地や霊園に埋葬許可証を提出 【火葬許可証・埋葬許可証 画像例】 出典:厚生労働省 標準仕様書(火葬等許可) https://www.mhlw.go.jp/content/12600000/001390040.pdf https://www.mhlw.go.jp/stf/kasou_std.html 埋葬許可証を紛失してしまった際でも、申請を行った市区町村役場で再発行手続きが可能です。しかし再発行には手数料がかかる場合もありますので、紛失しないよう十分注意しましょう。 施設ごとに求められる書類 納骨する施設によっては、埋葬許可証に加えて独自の書類が求められることもあります。以下は主な例です。 【墓地の場合】 […]

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