お墓の費用はいくら?相場や内訳、管理費・維持費まで解説
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- 【 お墓の費用・相場 】

お墓を購入したいと思っても、「費用はいくらかかるのだろう」「墓石代以外にもお金は必要なのだろうか」と不安に感じる方は多いのではないでしょうか。お墓の費用は、一般墓や樹木葬、納骨堂など種類によって大きく異なり、購入後には管理費がかかる場合もあります。
この記事では、お墓の費用相場や内訳、費用を左右する要素、購入後にかかる費用についてわかりやすく解説します。
1.お墓にかかる費用の相場
株式会社鎌倉新書が2026年に行った「第17回お墓の消費者全国実態調査」によると、墓石のある一般的なお墓(一般墓)を購入した場合の平均購入価格は、152万円でした。
一般墓の費用は、主に墓石代、墓地代(土地利用料・永代使用料)、管理費などで構成されます。それぞれの内訳について、次項より詳しく見ていきましょう。
なお、お墓の費用は種類によって大きく異なります。一般墓以外にも、樹木葬や納骨堂、散骨などの選択肢があり、選ぶ方法によって必要な費用は変わります。
・樹木葬:墓石を建てないため、一般墓より費用を抑えやすい
・納骨堂:屋内施設に納骨することが多く、立地やタイプによって費用差がある
・散骨:墓地や墓石を必要としないため、比較的費用を抑えやすい
それぞれの費用相場については、「4.一般墓以外の供養方法の費用相場」で詳しく解説します。
調査名:【第17回】お墓の消費者全国実態調査(2026年)
引用元:株式会社鎌倉新書 「いい葬儀」
https://guide.e-ohaka.com/research/survey_2026
2.お墓にかかる費用の内訳・項目
ここでは、一般墓の購入にかかる具体的な費用の内訳・項目について解説します。
墓石代
「第17回お墓の消費者全国実態調査」によると、墓石代の平均は101.7万円となっています。墓石代は、建立費と呼ばれることもあり、「墓石本体の費用」「墓石の設置費用」「墓石の彫刻・加工にかかる費用」の3つの費用によって決まります。それぞれについて、次項より詳しく解説します。
墓石本体の費用
墓石代の大部分を、この墓石本体の費用が占めています。お墓といえば多くの方がイメージする竿石(さおいし)に加え、以下のようなものも含みます。
・境界を示す外柵
・納骨用のカロート
・水鉢
・香皿など
選ぶ石材の種類や必要な量に応じて、墓石本体の価格は50万円~数百万円まで大きく変わります。また、墓石の硬さや色、石目、産出地、等級などによっても幅が出ます。
なお、花立てや香炉などは、墓石本体に含みセットで販売されることもありますが、付属品としてオプション販売されることもあるようです。
墓石の設置費用
お墓を建立する際の、墓石を設置する工事費用です。設置費用の相場は、5万円~数十万円程度であるとされています。
すでに墓石が設置されている場合や、据付型などでは、費用が抑えられるケースもありますが、立地的に設置や運搬がしにくい場所では、費用が高くなることもあります。
墓石の彫刻・加工にかかる費用
墓石に文字を刻む作業や、墓石の加工に関わる費用を指します。相場は、5万円程度です。
この彫刻作業には、以下のようなものが含まれます。
・竿石へ「〇〇家」などの彫刻を施す作業
・墓誌(ぼし:墓石の横に設置される石版)への彫刻
・墓石本体に遺族の戒名(法名)や本名、命日などを彫り込む作業
墓地代(永代使用料)
墓地代とは、お墓を建てるために墓地や霊園の区画を使用する費用です。一般的には「永代使用料」とも呼ばれ、土地を購入する費用ではなく、決められた区画を使用する権利を得るための費用を指します。お墓は、各自治体から許可を得た宗教法人や財団法人、地方自治体などが管理する墓地・霊園に建てる必要があるため、一般墓を建立する際には墓地代がかかります。
「第17回お墓の消費者全国実態調査」では、墓地代にあたる土地利用料は平均約46.5万円でした。なお、墓地代は、墓地や霊園の使用権を得るためのものであるため、墓地を返還しても原則として返金されることはありません。
管理費
管理費は、年間管理費とも呼ばれ、以下のような墓地全体のメンテナンス・運営に使われる費用です。
・お墓のトイレや水汲み場、休憩室などの管理
・植栽
・参道の修繕など霊園全体のメンテナンス
・墓地運営の電気代・水道代など
管理費には、墓石の個別洗浄や、お墓の周囲の清掃、雑草の除去などは含まれていません。そのため、お墓の所有者は定期的に墓参りを行い、自ら清掃をする必要があります。
管理費の滞納が続くと、最終的には使用権が取り消される可能性があるため、注意が必要です。
3.お墓の費用が決まる要素
お墓にかかる費用の内訳についてご説明したところで、ここからは、お墓の費用が決まる要素について解説していきます。
墓石に関する項目
墓地にかかる費用の中で大きな割合を占めるのが墓石代です。ここからは、この墓石代に影響を及ぼす要素について説明します。
依頼する石材店
依頼する石材店によって、墓石の価格は変わってきます。したがって、墓石の費用を抑えたいならば、複数の石材店に見積もりを出してもらい、比較検討することをおすすめします。
価格だけでなく品質も重要ですので、「安いから」という理由だけで決定せず、見積もりを細かく比較し、疑問があれば石材店に理由を聞いてみましょう。また、石材店はお墓の設置や納骨にもかかわってくるので、総合的に価格に見合った価値を提供する石材店を選ぶことも大切です。
ただし、墓地によっては決まった石材店しか利用できないケースもあります。自分で石材店を選びたい場合は、石材店の指定がない墓地を探しましょう。
石の種類・量
お墓の石材の種類は300種類以上もあり、かなりの価格差があるため、使う石の種類と量がお墓の費用を大きく左右します。
国産の石材は外国産の石材に比べ価格が高い傾向にありますが、産地によらず、産出量の少ない希少価値の高い石材は高額になりがちです。
また、墓石のサイズやデザインによって必要となる石材の量も変わってきます。使用する石材の量が増えるほど、墓石の価格も上昇します。
墓石の彫刻などの加工
墓石の彫刻をどうするかも値段を決めるポイントです。墓石の中央の竿石には、「〇〇家之墓」と文字を彫刻するケースが多いのですが、「愛」「夢」などの漢字や、四字熟語が彫られるケースもあります。
ただし、あまりにイレギュラーな依頼である場合には、追加の料金がかかることもあります。
墓石のデザイン・形
墓石の主なデザインの種類は、和型墓石、洋型墓石、デザイン墓石です。
| 和型墓石 |
・日本でもっとも多く見られる形 ・仏教・神道のお墓でよく用いられる ・土台に縦長の竿石がのっている |
|---|---|
| 洋型墓石 |
・横長の竿石で重心が低い ・欧米でよく用いられているデザイン ・昨今日本でも人気で、よく見かけるようになっている |
| デザイン墓石 |
・自由なデザインの墓石 ・故人様が好きだった趣味や物を模した形などにすることができる ・基本的にオーダーメイドとなるため、決まったデザインから選ぶものと比較して高額になる |
特にこだわらずパターンのデザインを選択すれば安価に抑えられますが、オリジナルのデザインや複雑な装飾の場合には、費用は高くなります。
付属品
以下に、主な付属品をご紹介します。花立てや香炉などが、墓石とは別に付属品として販売されることもあります。
| 墓誌 |
・故人様の俗名や戒名、没年月日、業績などを書くための石板形 ・必須ではなく、あとからつけることも可能 |
|---|---|
| 灯ろう |
・故人様の供養や、邪気を払うためとして、以前は設置する方が多かった ・墓地区画の縮小で設置できないお墓が増加し、現在ではそれほどポピュラーではない |
| 卒塔婆立て |
・卒塔婆を建てるためのステンレスや石の台 ・卒塔婆は、故人様の戒名や経文を書き込んだ木の板 ・法要や墓参りの際に卒塔婆を持参する参列者がいる場合に必要 |
| 砂利 |
・墓石の周囲に敷かれる小石 ・砕石、玉砂利など種類があり、お墓の美観を高める役割がある |
お墓を購入するのが初めての方は、つい「あれも、これも」と買ってしまって高額になるケースも少なくありません。本当に必要かどうかを慎重に考えて、購入を決めることをおすすめします。
墓地に関する項目
ここからは、墓地の値段にかかわる項目をご紹介します。
墓地の立地
都心から近い、または交通アクセスが良い場所にある墓地ほど、坪単価が高くなり、墓地代も高くなります。
区画の広さ
墓地の区画には、さまざまな大きさがあります。区画の面積が大きくなるにつれて、価格も高くなる傾向にあります。
墓地・霊園の種類
お墓の費用は、公営霊園・民営霊園・寺院墓地など、墓地・霊園の種類によっても異なります。公営霊園は費用を抑えやすい一方で、応募条件や募集期間が設けられている場合があります。民営霊園や寺院墓地は、立地や設備、供養の内容によって費用が変わります。
一般墓以外の供養方法の費用相場
ここまで、墓石のある一般墓の費用について解説してきました。一般墓以外の供養方法には、納骨堂や樹木葬、散骨、手元供養など、さまざまな種類があります。納骨堂や樹木葬の中には永代供養に対応したものもありますが、供養の内容や費用は施設・プランによって異なります。
ここでは、主な供養方法ごとの特徴と費用相場をご紹介します。
納骨堂
納骨堂は、遺骨を納骨する室内施設を指します。以下に、代表的な6つのタイプの納骨堂の特徴と費用相場を表にしましたので、参考にしてください。
| タイプ名 | 特徴 | 費用相場 |
|---|---|---|
| 仏壇型 | ・上段に仏壇、下段に納骨スペースを備えた納骨壇が横並びに配置されたタイプ ・装飾が華美なため、その分相場も高め |
50万円~200万円程度 |
| ロッカー型 | ・扉付きの納骨スペースがロッカーのように並んでいる ・ひとつのスペースに納骨できる数が限られており、他と比べ比較的安価 |
20万円~80万円程度 |
| 墓石型 | ・屋内に小さい墓石が並んでいる ・墓石が必要となるため、比較的高額 |
100万円~ |
| 自動搬送式 | ICカードをかざしタッチパネルを操作すると、格納されていた位牌や骨壺が自動的に参拝スペースまで移動してくる |
・少人数利用:70万円程度 ・複数人利用:150万円程度 |
| 位牌型 | ・ひな壇状に位牌が並べられ、ご遺骨は別の場所に保管される ・占有スペースがとても狭いため、納骨堂の中でも安価に利用できる |
10万円~30万円程度 |
| 合祀型・合葬型 | 骨壺からご遺骨を取り出し、他人のご遺骨と一緒に永代供養塔の中に納める | 10万円~30万円程度 |
納骨堂の費用やメリット・デメリットについてより詳しく知りたい方は、「納骨堂とは」の記事もご覧ください。
樹木葬
樹木葬は、墓石の代わりに樹木や草花を墓標として遺骨を埋葬する葬送方法です。植樹して埋葬する場所は、墓埋法にしたがって遺骨の埋葬が許可された霊園内に限られます。費用相場は、70万円程度とされています。
樹木葬の種類や費用については「樹木葬とお墓の違い」の記事で、詳しく解説しています。
散骨
散骨とは、遺骨を粉骨してから遺灰を「まく」葬送の方法をいい、まく場所や方法によっていくつかの種類があります。主な散骨の種類や特徴、費用相場を表にまとめましたので、参考にしてください。
| 散骨の種類 | 特徴 | 費用相場 |
|---|---|---|
| 海洋葬 (海洋散骨) |
ご遺骨を海に散骨し故人様を供養する葬送方法 | ・ご遺族が船を貸し切って行う場合:10万円〜50万円程度 ・散骨業者が代行する場合:4万円〜10万円程度 |
| 山葬 | ご遺骨を山に散骨する | ・自分で散骨をする場合:粉骨費用(1万円〜5万円程度)+移動費 ・専門業者に委託した場合:5万円〜30万円程度 |
| バルーン葬 | ・バルーン(または気球)の中にご遺灰の一部を入れて成層圏まで飛ばす ・気圧によりバルーンが膨張し、中のご遺灰が上空で放出される |
25万円程度~ |
| 自動搬送式 | ICカードをかざしタッチパネルを操作すると、格納されていた位牌や骨壺が自動的に参拝スペースまで移動してくる |
・少人数利用:70万円程度 ・複数人利用:150万円程度 |
| 位牌型 | ・ひな壇状に位牌が並べられ、ご遺骨は別の場所に保管される ・占有スペースがとても狭いため、納骨堂の中でも安価に利用できる |
10万円~30万円程度 |
| 合祀型・合葬型 | 骨壺からご遺骨を取り出し、他人のご遺骨と一緒に永代供養塔の中に納める | 10万円~30万円程度 |
樹木葬や散骨については、「自然葬とは」の記事でも解説しておりますので、詳しくはそちらをご覧ください。
手元供養
手元供養とはその名のとおり、遺骨を手元に置いて供養する方法です。手元供養用のための品の種類はさまざまありますが、今回は代表的な3つとその相場を表にまとめました。いずれも、素材によって費用が大きく変わるため、詳細は専門店にご確認ください。
| 種類 | 特徴 | 費用相場 |
|---|---|---|
| ミニ骨壺 (海洋散骨) |
・ご遺灰やご遺骨の一部をミニサイズの骨壺に納めて保管する ・遺影や花とともに置いて仏壇の代わりにもなる |
5千円~数万円 |
| ミニ仏壇 | ・ご遺骨を収納するスペースのある小さな仏壇 ・ミニ骨壺の安置にも利用できる |
2万円~10万円 |
| 遺骨アクセサリー | 少量のご遺骨をペンダントトップや指輪、ブレスレットなどの一部分に納めて身につける | 1万円~数十万円 |
5.お墓の購入後にかかる費用
お墓は購入して終わりではなく、購入後にも費用がかかる場合があります。金額や支払いのタイミングは墓地・霊園、石材店、作業内容によって異なるため、長期的な負担も含めて事前に確認しておくことが大切です。
維持費・管理費
お墓の購入後、墓地や霊園によっては、共用部分の維持や施設管理のために、維持費・管理費を継続して支払う必要があります。金額や支払い方法は墓地によって異なるため、契約前に確認しておきましょう。
納骨や追加彫刻にかかる費用
すでにあるお墓に新たに納骨する場合は、納骨作業の費用や、墓石・墓誌への追加彫刻費用がかかることがあります。費用は石材店や作業内容によって異なるため、将来的に発生する可能性のある費用として把握しておくと安心です。
6.お墓の費用に関するQ&A
A.永代使用料は、お墓を建てるために墓地や霊園の区画を使用する権利を得るための費用です。
一方、管理費は墓地・霊園の共用施設の維持管理や清掃、植栽の手入れなどに充てられる費用を指します。
永代使用料は契約時に支払うことが一般的ですが、管理費は毎年または一定期間ごとに継続して支払う場合が多いため、それぞれの役割や支払い方法を事前に確認しておくことが大切です。
A.一般墓は墓石代や永代使用料が必要になるため、樹木葬より費用が高くなる傾向があります。一方、樹木葬は墓石を建てないことが多く、費用を抑えやすい点が特徴です。
ただし、費用だけで判断するのではなく、承継者の有無や供養方法、管理のしやすさなども含めて比較検討することをおすすめします。
A.お墓の費用を抑えたい場合は、墓石のサイズや石材の種類、墓地の区画の広さを見直す方法があります。
また、一般墓だけでなく、樹木葬や納骨堂なども比較すると選択肢が広がります。ただし、価格の安さだけで決めると、将来のお参りや管理で不便を感じることもあるため、ご家族の状況に合った供養方法を選ぶようにしましょう。
A.墓地や石材店によってはローンや分割払いを利用できる場合があります。
ただし、利用条件や金利、支払い回数は事業者によって異なります。高額な費用を一括で用意することが難しい場合は、契約前に支払い方法を確認しておくと安心です。
7.お墓は将来かかる費用も見据えて選びましょう

お墓を選ぶ際には、費用だけでなく、購入後の管理費や納骨にかかる費用、将来の承継についても考えておくことが大切です。
特に墓石のある一般墓の場合には、お墓が引き継がれていくものであることを念頭に置き、ご家族も納得できる選択をすることをおすすめします。
花葬儀では、自然葬なども含めた葬儀全般の疑問のほか、お墓選びについての事前相談(生前相談)も承っています。お墓選びでお悩みの方は、ぜひご連絡ください。











