子どもを葬儀に参列させるか迷った数日間|預け先がない中で判断するまで|葬儀・家族葬・お葬式なら「花葬儀」

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子どもを葬儀に参列させるか迷った数日間|預け先がない中で判断するまで

子どもを葬儀に参列させるか迷った数日間|預け先がない中で判断するまで

葬儀の案内を受け取ったとき、「子どもを連れて行ってもよいのだろうか」と悩まれる親御様は少なくありません。「最期のお別れの時間を一緒に過ごしたい」と感じつつも、「静かにできるだろうか」「周囲に迷惑をかけてしまわないだろうか」といった不安が重なり、なかなか答えを出せないこともあるでしょう。

この記事では、1歳と4歳の子どもがいるRさん(30代専業主婦)が、葬儀に参列するかを決めるまでの流れを、再現形式でご紹介します。あくまでひとつのケースではありますが、迷われている方がご自身の状況に重ねて考えるための一助となれば幸いです。

1.子連れ参列を決めるまでの流れ

子連れ参列を決めるまでの流れ

夫は仕事の都合で参列できず、子どもを預けられる相手も見つからない――。そんな状況の中で、Rさんは「子どもを連れて参列するべきか」を少しずつ考えていくことになりました。

ここからは、Rさんが子どもを連れて参列するかどうかを判断するまでの流れを、再現形式でご紹介します。

子どもを連れての葬儀はマナー違反ではないかを調べる

まず最初に気になったのは、「子どもを連れて葬儀に参列すること自体が失礼にあたるのではないか」という点でした。

インターネットで調べてみると、子ども連れの参列は一般的に問題ないとされていることがほとんどです。ただし、葬儀の規模や故人様との関係性によっては配慮が必要であること、喪主様やご家族の意向が重視されることが多いと知りました。

「絶対にだめではないけれど、状況による」

その曖昧さが、かえって判断を難しくしていきます。頭では理解できても、「自分の場合はどうなのか」という問いには、まだ答えが出ませんでした。

※花葬儀からの補足
お子様を連れて葬儀に参列することは、一般的には問題ありません。特に故人様がお子様を可愛がっていた場合や、ご家族同士の関係が近い場合は、「一緒にお別れしてほしい」と考えられることもあるでしょう。詳しくは「家族葬にお孫様は参列していい?」をご覧ください。

葬儀の詳細と移動の方法を確認する

次に確認したのは、葬儀の日時や場所、そこまでの移動についてでした。今回の葬儀は家族葬で、参列者は25名ほど。場所は東京都内の式場で、自宅から電車で45分程度の距離です。
遠方ではないため、宿泊を伴う必要もないことが分かりました。

「移動の負担が大きすぎるわけではない」

そう感じられたことで、少しだけ現実的に考えられるようになりました。
もしこれが長時間の移動や宿泊を伴うものであれば、判断はまた違っていたかもしれません。

※花葬儀からの補足
葬儀の詳細や会場までの距離は、子どもを連れての参列を考えるうえで重要なポイントです。特にお子様が低年齢の場合は、長時間の移動が大きな負担になることが予想されます。

子どもたちの状態について考える

次に考えたのは、子どもたちの様子でした。

1歳の子は、長時間じっとしていることが難しく、ぐずり出すとその場を離れざるを得なくなります。離乳食は始まっているものの、まだおっぱいも欲しがるため、定期的な授乳も欠かせません。葬儀という静かな場で、それがどこまで許されるのか想像がつきませんでした。

一方で、4歳の子については、葬儀の雰囲気や、故人様のお姿、火葬の場面を目にしたとき、どのように受け止めるのかが分からず、怖い思いをさせてしまうのではないかという不安がありました。

「周りに迷惑をかけないだろうか」
「子どもにとって負担にならないだろうか」
その二つの不安が、何度も頭の中を巡ります。

※花葬儀からの補足
前述のとおり、お子様が葬儀へ参列すること自体は、一般的に問題ありません。ただし、多くの親御様は、主に「周囲にご迷惑をおかけしないか」「子どもがショックを受けないか」の2点に不安を感じているようです。参列を迷われる際は、お子様の年齢や性格、体調を踏まえながら、ご家族にとって無理のない形を考えることが大切です。

夫に相談する

迷いを抱えたまま、まずは夫に相談しました。夫も自分の都合で葬儀に参列できないことや、私を悩ませていることに対し、申し訳なく思っているようでした。しかし、亡くなった叔父は私の血縁にあたるため、参列に対して意見をはっきり言いづらそうでした。

夫の両親は遠方に住んでおり、頼ることはできません。そこで、二人で近隣の一時預かり保育所を探しましたが、どこも満員で利用できないことが分かりました。

やはり、私が連れて行くか、参列自体を諦めるしかありませんでした。

※花葬儀からの補足
ご家族に子どもを預けられない場合、一時保育所の利用を検討される方も多いでしょう。ただし、実際には事前登録が必要であったり、面談や書類提出を経て利用が認められる仕組みになっていることが一般的です。

さらに、利用枠には限りがあり、急な日程では予約が取れないことも少なくありません。地域によっては待機が発生する場合もあり、希望通りに利用できるとは限らないのが現実です。

両親に相談する

次に、実家の両親に連絡をしました。

「あなたの好きにしたらいい」と前置きしたうえで、「無理に連れてこなくてもいいのではないか」と言われます。

子どもへの負担や、周囲への配慮を考えての言葉だと分かっていても、その一言で迷いはさらに深まりました。「行かない」という選択も、現実的な選択肢として改めて浮かび上がってきます。

※花葬儀からの補足
ご家族のご意見に耳を傾けることで、子どもを連れて参列することに対する捉え方の幅を、より具体的に知ることができます。さまざまな立場からの考えに触れることで、ご自身だけでは気づきにくい視点を得られることもあるでしょう。

兄に相談する

3つ歳の離れた兄にも話を聞いてみたところ、当日は自分の7歳の子どもを連れて参列する予定とのことでした。

その話を聞いたとき、「自分も連れて行っていいのかもしれない」と、少しだけ気持ちが軽くなりました。同じように子どもを持つ立場の判断に触れたことで、自分の中の選択肢が少し現実的なものに変わっていきます。

※花葬儀からの補足
他のご家族やご親族が、子どもを連れて参列するかどうかも、ひとつの判断材料になります。実際に子ども連れで参列する人がいると分かれば、「自分だけではない」という安心感につながり、心理的なハードルが下がることもあるでしょう。また、会場の雰囲気や周囲の受け止め方をある程度想像しやすくなる点も理由の一つです。

喪主である叔母に相談する

喪主である叔母に連絡をするべきかは、しばらく迷いました。葬儀の準備で忙しい中、子どものことで相談してよいのだろうか。負担をかけてしまうのではないかという気持ちが、どこかにあったからです。

それでも、はっきりしないまま当日を迎える方が、かえって失礼にあたるのではないかと思い、思い切って連絡をしました。子どもを連れて参列してもよいか正直に相談すると、叔母は「もちろん大丈夫よ。来てくれるだけで嬉しい」と、答えてくれました。

その言葉を聞いた瞬間、張り詰めていた気持ちが少しだけほどけたように感じました。もちろん、不安がすべて消えたわけではありません。子どもたちが当日どう過ごすかは分かりませんし、周囲への配慮も引き続き気がかりです。

それでも、「来てくれるだけで嬉しい」と言ってもらえたことが、判断を後押ししてくれたのは確かでした。私は叔母に参列の意思を伝え、ようやく「行く」という方向で気持ちを固めることができました。

※花葬儀からの補足
葬儀の参列について不安なことがある場合は、喪主様に確認しても差し支えありません。喪主様のお考えを確認し、そのうえでお子様の年齢や体調、性格、長時間の参列への負担などを踏まえながら、無理のない形を検討するとよいでしょう。

ただし、喪主様は葬儀の準備やご親族・関係者への対応で慌ただしく過ごされています。連絡する時間帯に配慮し、要件はできるだけ手短に伝えるよう心がけることが大切です。

2.子どもを連れて葬儀に参列するまでの準備

お子様を連れて葬儀に参列する際は、目的地までの経路や所要時間、当日落ち着いて過ごすための持ち物など、お子様に合わせた準備が必要です。ここからは、引き続きRさんが取り組んでみたことを再現形式でご紹介します。

子どもに葬儀についてやさしく伝える

参列することを決めてからは、「どうすれば当日を無理なく過ごせるか」を考え始めました。

まず、4歳の子どもには、できるだけわかりやすい言葉で葬儀について説明しました。

「大好きだった人に“ありがとう”を伝える大切な時間だよ」
「静かにお椅子に座ってられるかな?」
「朝から始まって、みんなでお昼ご飯を食べたら終わりだよ」

一度で理解できなくても、繰り返し話すことで、少しずつイメージができている様子でした。

※花葬儀からの補足
お子様の年齢や理解の程度に合わせて、やさしい言葉で少しずつ伝えておくことで、当日も安心して過ごしやすくなります。無理に理解させようとするのではなく、お子様のペースに寄り添いながら説明してあげることが大切です。

喪服や当日の持ち物を用意する

当日に向けて、子どもたちの服装や持ち物も準備しました。

1歳の子には、動きやすさを優先しつつ、比較的落ち着いたグレーのロンパースを選びました。キャラクターが大きくプリントされたものは避け、できるだけシンプルなものにします。

4歳の子には、白い無地のワイシャツに黒の短パン、紺色の靴下を合わせました。靴は履き慣れている紺色のスニーカーを選び、足りないものは念のため事前に買い足しておきました。

また、おむつや哺乳瓶、授乳ケープなどのほか、長時間の参列に備えて、音の出ないおもちゃや絵本、飲み物なども用意しておきます。必要になるかどうかは分かりませんが、「用意してある」というだけで気持ちが少し楽になるのを感じました。

※花葬儀からの補足
葬儀に参列するお子様の服装は、黒や紺など落ち着いた色味を意識しつつ、無理のない範囲で整えることが一般的です。「葬儀に参列するお子様の服装について」もぜひ参考になさってください。

事前に周囲へ伝えておく

叔母をはじめ、叔父のご家族には、子どもを連れて参列することを事前にお伝えしました。
「場合によってはご迷惑をおかけしてしまうかもしれません」と一言添えることで、自分自身の気持ちも少し落ち着いたように感じます。実際に伝えてみると、皆さん温かく受け止めてくださり、そのやりとりを通して、当日への不安もやわらいでいきました。

※花葬儀からの補足
事前に一言お伝えしておくことで、当日も安心して過ごしやすくなります。事前にお伝えすることが難しい場合は、葬儀当日の、式が始まる前にお声がけするとよいでしょう。

当日の移動を具体的にイメージする

当日の動きについても、できる範囲で具体的にイメージしておきました。

何時の電車に乗るのか、比較的混雑の少ない車両はどこか、途中でぐずった場合やおむつ替えが必要になった時も考え、何時に家を出ればよいのかなど、細かな点を確認しておきます。

すべてが想定通りに進むわけではありませんが、あらかじめ考えておくことで、当日も落ち着いて行動できるように思えました。

※花葬儀からの補足
当日は想定外のことも起こりやすいため、時間に余裕を持ち、無理のない移動計画を立てておくことが大切です。

3.子どもを連れて葬儀に参列するか迷ったときに大切なこと

子どもを連れて葬儀に参列するか迷ったときに大切なこと

子どもを葬儀に連れて行くかどうか──その判断に、明確な正解はありません。

一般的には参列しても問題ないとされていますが、喪主様やご家族のご意向を尊重することが何より大切です。また、お子様の年齢や体調、ご家庭の状況によって、無理のない選択をすることも重要になります。参列を決めた際は、当日に向けた準備やお子様への説明、周囲へのお声がけなど、できることをひとつずつ整えていきましょう。

実際の参列では、思い通りに進まない場面や、迷いが残る瞬間もあるかもしれません。それでも、ご自身なりに準備をし、ご家族と向き合った時間は、ひとつの区切りとなるはずです。

もしも参列を控える場合の対応や、ご親族への伝え方などのマナーについては、「親族のお葬式に行けないときはどうする?」を参考になさってください。

花葬儀では、「子どもを連れて参列してもよいのか」「参列を控える場合はどうすればよいのか」といったご相談も含め、葬儀にまつわる不安やさまざまなお悩みに寄り添っています。迷われている段階でも問題ありません。どうぞお気軽にご相談ください。

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